愛されたい症候群の男性に見られる特徴とは? 恋愛傾向とアプローチ方法
愛されたい症候群になる原因や心理
ここからは、愛されたい症候群になる原因や心理について解説します。
(1)幼少期の愛情が不足しているから
赤ちゃん~幼少期の子どもは、オムツが濡れたら泣き、お腹が空いたら泣き、欲しいものがあるとダダをこねます。
この頃の子どもはとてもわがままですが、この時期に「それでも愛される」という体験をすることで、「自分はありのままで愛される存在である」と思えるようになるのです。
この感覚が弱いまま成長すると、満たされなかった愛情を恋人に求めてしまい、愛されたい症候群になる場合があります。
(2)親からの愛が条件つきだったから
テストで良い点を取った時だけ褒められるなど、親にとって「良い子」である時だけ愛してもらえるといった愛情を、「条件つきの愛情」といいます。
条件つきの愛情で育てられると、相手の顔色をうかがうようになりがちです。
このまま大人になった場合、相手が自分を愛しているか不安になって、恋人の愛情を確かめるような行動に出ることがあります。
また、彼女に対して「素のままの自分を無条件に理解してほしい」と強く願ってしまうが故に、過剰な自分語りをする人もいるようです。
(3)自己肯定感が低いから
愛されたい症候群の人は、「自分を価値のある存在だ」と認める「自己肯定感」が低い傾向にあります。
その原因は、幼少期の親子関係や学校・部活動での対人関係などさまざまです。
自己肯定感が低いと、恋人がいても「自分は恋人から愛されるべき存在なのだ」という肯定的な感情をなかなか持てません。
自分で自分の存在を肯定的に捉えられない人は、代わりに恋人から肯定してもらいたいと強く願います。そのため、恋人に負担を掛けてしまう場合があります。
(4)過去の恋愛で深く傷ついたから
過去の恋愛において深く傷つくと、それがトラウマになって「今の彼女は絶対に離したくない」という強い欲求に駆られる場合があります。
例えば、ひどい振られ方をした、深く愛した人に裏切られた、など。
そのせいで、彼女を束縛したり、過剰に愛情を求めたりしてしまうのです。