2023年9月8日、原宿のキャットストリートに突如現れた「匿名宝飾店」。そのミステリアスさに、SNSでは「一体なんのブランドなの!?」と話題沸騰でしたが、ついに全貌が明らかになりました……!
◆Check!
“ブランド名非公開”のジュエリーショップ!? 期間限定「匿名宝飾店」に潜入してみた
そのブランドとは、なんと「4℃」!
来場者は全期間で2,000人ほどを見込んでいた本イベントですが、2023年9月19日時点ではすでに2倍の約4,000人が訪れたのだそう。たしかにこんなに興味を惹かれるイベント、他には無いかもしれません。
■ブランド名により蓄積された“イメージ”を脱出したい
2022年で創業50周年を迎えた「4℃」。今回の“ブランド名を明かさない”という試みは、「ブランド名のイメージからではなく、ジュエリーそのものを自分の指や肌のうえで好きになってほしい」という想いのもと、行われました。
まだ「4℃」が無名だったころ、作ったジュエリーを目の前で身につけた人の喜ぶ顔がうれしくて……。そんな“ものづくりを始めた原点”に戻るために、ジュエリーと人の出会い方をつなぎ直す試みを始めたそうです。
匿名宝飾店の正体を発表した記者会見。瀧口社長は、「今の時代だからこそ、ブランド名により蓄積されたイメージから一度離れ、原点に帰ってジュエリーそのものと向き合ってほしい」という想いを述べていました。
そんな想いが伝わったのか、来場者へのアンケートでは「意外な正体だったが、良いイメージに変わった」「匿名だからこそ初めて手に取ることができた」などの声が多数あったのだそう。
記者会見を受け、私自身も改めてジュエリーそのものへの捉え方を一新するような大きなイベントだったのだと実感することができました。
■そして今回は、初の「購入ブース」へ!
今回は、前回潜入したときに惜しくも進めなかった購入ブースへ。コンセプトや企画への想いを知った後のジュエリーは、また一段と輝いて見えました!
「4℃」の価格帯はおおよそ2〜5万円程度。購入ブースで並んでいたジュエリーもどれもがリーズナブルな価格となっており、友人やパートナーとその場でおそろいにしても良さそうです。
繊細ながらもコーディネートを選ばず、重ねづけしてもごちゃっとしにくい。なのにしっかりと存在感を放つデザインが豊富で、見ているといくつも購入してしまいそうでした……(危ない)。
ちなみに、私のおすすめはこちらのイヤーカフ。
パールの大きさが絶妙に違うのがかわいいのなんのって……! 耳元が盛れるだけで顔の印象が全然変わるから、これは買っておきたい。
また、これからの季節にはこちらのバングルも。
夏と違って冬は手元が寂しくなりがち。それに手元は意外と人に見られているから、ニットや長袖の上からバングルを付けるの、めっちゃおすすめです。しかもこのバングル、ゴールドとシルバーで微妙に形が違うのもおしゃれ……!
■商品そのものと向き合うことが大切。自分の「欲しい」は何か問いかけて
ブランド名によるイメージは人それぞれ。だけど、時にはブランド名に偏見を持たず、商品そのものと向き合う時間も大切なのではないでしょうか。
そんな思いを抱かせてくれた本イベントは閉幕してしまいましたが、これをきっかけに久しぶりに4℃が気になってきた……という方もいるはず。ジュエリーに対する考えを一新して、自分が本当に欲しいと思うジュエリーは何なのか、本心と向き合ってみてはいかがでしょうか。
(michika)