同棲を解消したい理由と出て行くまでの期間にやること・注意点
同棲解消時に決めておくべきこと
いざ同棲を解消するとなったら、決めなくてはいけないことがいくつかあります。
あいまいにしておくと後々トラブルに発展する可能性もあるため、慎重に話し合いながら決めていきましょう。
(1)退去時の費用分担
賃貸物件を退去する場合は、クリーニング費や修繕費用などが発生します。どちらか一方が出ていくだけならすぐには必要になりませんが、2人共が今の家から引っ越す場合は、退去時の費用分担について決めておきましょう。
掛かったお金を折半する方法が無難かもしれません。ですが、どちらかが一方的に同棲解消を切り出した場合、「じゃあ退去費用はそっちが持ってね」と言われる可能性も。
(2)公共料金の解約手続き
これも、どちらか一方が今の家に残る場合は解約の必要はありません。ですが2人共が引っ越しをする場合は、水道やガス、電気など公共料金の解約手続きが必要です。
口座振替やクレジットカード払いにしている場合はどちらの銀行口座から引き落としされているのか確認し、話し合って解約手続きを行いましょう。
また、インターネットの解約などはタイミングによって違約金が発生する場合もあるので、その際の費用分担についても決めておく必要があります。
(3)家具・家電の分け方
一緒にそろえた家具・家電がある場合、その分け方についても話し合いましょう。
どちらが何を引き取るか、処分する際の費用負担など、細かいところまで決めなければいけません。
(4)ペットがいる場合、どちらが引き取るか
一緒に飼っていたペットがいる場合、どちらが引き取るかを決めなくてはなりません。お互い「自分が連れていきたい」という気持ちがあるでしょう。
自分が引き取る場合は、相手が購入時に出した金額を渡すなど、せめて金銭面の不満が残らないように気をつけて。
とはいえお金だけで解決できる問題ではないため、同棲を解消してからも相手がペットに会う時間をつくるなどの配慮も必要かもしれません。
またペット保険に加入している場合は、どちらの名義で加入しているかについても確認しておきましょう。場合によっては名義変更が必要となります。
(5)共同貯金をどうするか
同棲に当たって、結婚資金や生活費などの共同貯金をしていた場合もあるかもしれません。
別れないならば今後も同じ口座で貯金を続ける選択肢もありますが、別れる場合は分配をどうするか話し合いましょう。
金銭面での不手際は後々のトラブルに発展する可能性があるため、しっかりと分配手続きを行っておくことが大切です。