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契約結婚とは? リアルな手続きやメリット・デメリットを弁護士が解説

宮崎大輔

実際に契約結婚をする時の注意点

民法758条には『夫婦の財産関係は、婚姻の届け出後は、変更することができない』と規定されています。

したがって、財産関係に関する契約は結婚後に変更することが原則としてできません。

契約破棄には夫婦双方の合意が必要

民法754条では『夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも、夫婦の一方からこれを取り消すことができる』と規定しています。

婚前契約は、結婚前に結ぶ契約なので、上述の“夫婦間でした契約”には該当しません。そのため、婚前契約の場合、原則として夫婦双方の同意がないと契約破棄ができません。どちらか一方の意思だけでは破棄できないのです。

また、婚前契約と同じ契約を結婚後に結ぶことも可能ですが、それは“夫婦間でした契約”に当たるため、一方の意思で取り消されてしまう可能性があります

契約結婚のメリット・デメリットを理解しよう

円滑な夫婦生活を維持するために約束事項を決めておいたり、離婚時の財産分与等について事前に合意しておける点は契約結婚のメリットと言えます。

特に、資産家のカップルなどは婚前契約によって、お互いの資産を適切な形で保護しておく必要性があるでしょう。

また、一方に子どもがおり、これから再婚するカップルなどは、「子どもの養育費は誰が支払うのか」という取り決めをしておくこともできるので、望ましいと言えるかもしれません。

その一方で、結婚生活についてわざわざ契約で縛らなければいけない夫婦関係にあまり良い感情を持たない人もいるのではないでしょうか。

メリットとデメリットを理解した上で、自分たちに契約結婚が向いているかを判断しましょう。

(宮崎大輔)

※画像はイメージです

※この記事は2022年01月14日に公開されたものです

宮崎大輔

2013年3月、青山学院大学法科大学院修了。同年9月、司法試験合格。2014年12月、弁護士登録し、白石綜合法律事務所入所。

企業の顧問を務める関係から、企業の労務問題を得意とするほか、刑事事件や債権回収事件、金融関係事件、企業合併事件など幅広い案件を手掛けている。

近年は、インターネット上の誹謗中傷問題に積極的に取り組んでいる。

問い合わせ:http://xn--lzrw7fszg2z5ccsn.com/

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