「先般」の意味は? いつまで使える? 301人に調査
「先般」の類語・言い換え表現(例文つき)
最後に、「先般」の類語・言い換え表現を紹介します。
「先日」
「先日」は近い過去のある日を意味します。
また、ビジネスシーンの文書だけでなく口頭でのコミュニケーションやプライベートなシーンでも幅広く使うことができます。
例文
・先日は急な予定変更をお聞き届けいただき、ありがとうございました。
・偶然ですね。つい先日、私もそのお店に行きました。
「過日」
意味は「過ぎ去った日」で、過去の日々の全てを含みます。近日だけでなく、遠い過去のことにも使えます。
その意味では、「先日」も「過日」に含まれますが、数日前のことは「先日」、さらに時間が経過したことには「過日」と使い分けると良いでしょう。
また「先般」と同様に改まった表現なので、主に文書やメールなどのビジネスシーンで書き言葉として用いられます。
例文
・過日はご多忙にもかかわらず、○○にご参列くださいまして、お礼を申し上げます。
・過日は行き届いたご配慮をいただきまして、ありがとうございました。
「先ほど」
「少し前」「さっき」という意味です。「先般」「先日」「過日」が日付を超えた場合に使うのに対し、「先ほど」はその日の出来事に対して使います。
例文
・大変申し訳ございません。先ほどお送りしたメールの日程に誤りがございました。
・先ほどごあいさつした○○が、今後この件を担当いたします。
「先般」と類語との違いを理解して適切な使い分けを
「先般」「先日」「昨今」「今般」などの違いについて、ご理解いただけましたか?
今まで何気なく使っていた表現でも、それぞれ意味を知ると状況に合わせて的確に使い分けることができます。
これを機に、ぜひ意識してこれらの言葉を使い分けてみてください。
(大部美知子)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日:2023/4/19
調査対象:20~39歳の男女
調査人数:301人
※この記事は2021年11月30日に公開されたものです