テレワークで増えた電気代の節約方法は? 誰が負担する?
テレワーク中の電気代を節約するには
では、テレワークによって上がる可能性のある電気代をいかに節約するか、考えてみましょう。
(1)パソコンの電気代を節約する方法
パソコンの電気代を節約する方法としては、以下の3つが挙げられます。
省電力モードの設定をする
パソコンの電気代を節約するには、省電力モードの設定をしてみましょう。
省電力モードの設定をすることで、消費電力が抑えられるので、その分電気代の削減につながります。
ディスプレイの明るさを調整する
ディスプレイの設定で画面の明るさを調整するのも、電気代の節約に役立ちます。
見えにくいほど暗くするのは良くありませんが、部屋が明るい時は画面の明るさを少し抑えるなど、適宜調整すると良いでしょう。
使っていない時は電源を切るかスリープモードに
パソコン未使用時にはディスプレイの電源を切ったり、スリープ状態に移行するように設定したりするのも、節電には効果的です。
(2)エアコンの電気代を節約する方法
エアコンの電気代を節約する方法としては、以下があります。
設定温度を見直す
エアコンの電気代は、まずは設定温度がポイントになります。
環境省のwebページによると、冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%、暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力を削減できます。
つまり設定温度を1℃意識するだけで、10%程度の節電ができるということです。
1日あたり15円程度の電気代削減が見込めるので、ぜひとも意識してみてください。
部屋の断熱性を高める
これは冬場限定の方法になりますが、部屋の温度を快適に保つという点では、プラスチック段ボール(プラダン)や断熱シートの活用も検討してみる価値があります。
どちらも断熱性に優れた素材なので、窓に貼ることで冬場に室温が下がるのを抑える効果があります。
体感温度を上げれば、前段で紹介した「エアコンの設定温度を1℃下げる」ということもしやすくなります。
プラダンはホームセンターや100円ショップ等で、断熱シートは通販などで安価に購入できるので費用対効果も高いといえるでしょう。
ただし、網入りガラスなど、窓の種類によってはプラダンや断熱シートを貼ると熱割れ(窓内面のワイヤーとガラスの温度差で自然に割れること)する可能性もあります。自宅の窓は熱割れの恐れがないか、事前に確認しましょう。
(3)照明の電気代を節約する方法
照明の電気代を抑える方法としては、以下があります。
蛍光灯をLEDに変える
まず、現在設置している照明が蛍光灯であれば、LEDに変えることを検討してみましょう。
蛍光灯からLEDに変えることで、電気代を1日あたり約8.6円、1カ月(22日稼働の場合)あたり約190円削減できます。
自然光を利用する
仕事をする机が窓の近くにあるなら、自然光を利用することもできます。
部屋の環境条件によりますが、例えば晴れている日の午前中は照明を使用しないという手段もあります。
あるいは部屋の照明とデスクライトを同時に使用している場合、外が明るい時はどちらかを消すというのも選択肢の1つです。