ラプサンスーチョン(正山小種)とは? 特徴や飲み方を紹介
ラプサンスーチョンの特徴
中国で古くから伝わっており、伝統的な銘柄として愛されているラプサンスーチョン。
しかし、日本ではまだなじみがないということもあり、どのような紅茶なのかがよく分からない人もいるでしょう。
ここからは、ラプサンスーチョンの特徴を詳しく解説します。
独特な香りや味
ラプサンスーチョンには松の煙で燻して着香するという生産過程があり、くせになる独特な燻製香がする点が大きな特徴です。
スパイシーな香りは、胃腸薬として知られている「正露丸」に似ているといわれています。これは、「正露丸」に含まれる「クレオソート」という物質の香りが松葉による燻香と似ているためです。
強烈な苦味を持つフレーバーティーのため好みが分かれることもありますが、その香りに魅せられファンになる紅茶愛飲家は決して少なくありません。
イギリスで人気の銘柄
多くの茶葉が栽培されている中国ですが、実は中国国内で生産された紅茶のほとんどがイギリスに輸出されています。
ラプサンスーチョンもイギリスでとても人気のある銘柄の1つで、イギリス王室にも献上されるほど高貴で伝統的なお茶として有名です。
エキゾチックな香りが高い評価を受けており、イギリスだけでなく他の欧米諸国で人気がある点も特徴の1つでしょう。