「叡智」と「叡知」の違いは? 意味や使い方、類語を紹介
「叡智」とは「深い道理を悟る優れた知恵」という意味です。「叡知」「英知」といった表記もありますが、意味の違いはあるのでしょうか。ライティングコーチの前田めぐるさんに、「叡智」の詳しい使い方や類語、対義語を、例文と共に解説してもらいます。
「人類の叡智を結集してコロナに立ち向かう」「叡智の結晶」など、日頃から「叡智」という言葉をよく聞きますね。
「叡智」は「叡知」や「英知」とも書きますが、意味に違いはあるのでしょうか? 用法や類語、言い換え表現なども、詳しく見ていきましょう。
目次
「叡智」の意味と読み方
「叡智」は「えいち」と読みます。辞書で引くと、次のような意味があります。
えいち【英知・叡知・叡智】
深遠な道理をさとりうるすぐれた才知。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)
辞書からは、「叡智」が単なる知恵だけではなく、深い知恵や悟りにつながる優れたものであることが分かります。
以上のことから「叡智」は、「物事の深遠な道理を見通し、悟り、わきまえることができる優れた知恵」という意味です。