「秘密主義」とは? 心理や特徴、付き合い方をカウンセラーが解説
秘密主義者との付き合い方
秘密主義者と上手に付き合う4つのポイントを解説します。
(1)無理にプライベートに立ち入らない
秘密主義な人があまり自分の話をしないと、もどかしくなったり気になったりするものです。
そのため「ちょっとくらい教えてよ~」と無理やりプライベートに立ち入ろうとしたり、話を深掘りして聞き出そうとしたりしたくなりますが、相手が不快に思ってしまうのでおすすめできません。
ちょうど良い距離感は人それぞれなので、一方的に踏み込むとその距離感を壊すことになり、かえって関係が悪くなってしまうもの。
相手が話したがらないなら、せめて聞くのは1回だけにして、それ以上踏み込もうとするのはやめましょう。
(2)褒めすぎたりダメ出ししたりしない
秘密主義の人は他人から評価されるのを恐れていることが多いので、ダメ出しなどの指摘はもちろん、褒めすぎるのも避けた方が無難です。
自信がないタイプの人を褒めても、頑なに「いやいや」と否定します。
また、何度も褒めると「この人はお世辞を言って自分を丸め込もうとしているのだ」と不信感を抱かれるケースもあるので、かえって悪影響になります。
波風を立てたくないなら、フラットな立場でゆるく接するのが良いでしょう。
(3)相手を否定しない
褒めすぎない、ダメ出ししないというのと通じてくる話ですが、相手を否定しないことも大事です。
あまりにも秘密主義で何も話してくれないと「もっと心を開く方が良い」「自分のことを全く話さないと信頼されないよ」などと言いたくなるかもしれません。
しかしそれは逆効果になる可能性が高いです。
かえって心の溝が深まってしまうので、否定も肯定もせず、違和感があっても受け流すようにしましょう。
(4)話し役に徹する
コミュニケーションテクニックではよく「聞き役に回ると良い」と言われますが、相手が秘密主義の場合は逆に「話し役に徹する」のがおすすめです。
秘密主義の人はできる限り自分の話をしたくないと思っているので、こちらが主体で話した方がスムーズに会話できます。
「お互いに打ち解けて話したい」という気持ちが強いともどかしく思うかもしれませんが、相手に多くを求めずに「自分が話せることを話そう」と気楽に会話すると良いでしょう。
秘密主義者とは適度な距離感を持って話せば大丈夫
身近な人が秘密主義だと「嫌われているのかな」「信頼されていないのかな」と戸惑いを感じるかもしれません。
しかし、あなたのせいではなく相手の性格やこれまでの経験で秘密主義になっていることが多いので、あまり気にしなくて大丈夫です。
今回紹介したポイントを踏まえてコミュニケーションすれば、お互い無理せず接することができますよ。
(秋カヲリ)
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※この記事は2021年10月22日に公開されたものです