不成就日とは? 意味と由来、避けるべきこと【2024年カレンダー】
不成就日に避けるべきこと
不成就日は、悪い結果を招く日です。
気になる場合は、下記のようなおめでたいことや重大な決断は避けた方が無難かもしれません。
とはいえ、科学的に100%の確率で悪いことが起きるわけではありません。
何か重要な日が不成就日にぶつかってしまっても、焦ったり、悲観しすぎたりせずに、落ち着いて過ごすことが大切です。
「もしかしたら何か起きるかもしれないから、いつもよりも慎重に考えて行動しよう」という心構えで過ごしましょう。
(1)入籍や結婚式
入籍や結婚式など、ハレの日を不成就日にあてるのは避けましょう。
また同様に婚約や赤ちゃんの命名も、不成就日ではない他の日を選ぶのがおすすめです。
(2)引っ越し
引っ越しも、不成就日に避けた方が良いことの1つ。
いざ引っ越してから、「環境が悪かった」「利便性が低かった」ということに気づくかもしれません。
(3)開業や閉店
お店の開業や閉店など、新たなスタートの日にも不成就日は向いていません。また、習い事など新しく何かを始める日としても、不成就日は避けた方がベターです。
(4)不動産購入など大きな契約
不動産購入など、大きな買い物や契約なども、不成就日に避けるべきことです。
家を建てる、リフォームをするなどといった、建築関係全般も避けるのがベターです。
不成就日にお参りは縁起が悪い?
基本的には神社にお参りするのに、吉日・凶日は関係ありません。
したがって、不成就日にお参りしても、不成就日だからという理由で願い事が叶わなかったり、不幸になったりすることはないと考えていいでしょう。多くの人が参拝に行く正月三が日に不成就日が重なることもあります。
そもそも神社は厄払いをしに行く場所で、悪いことでも神さまが良いことに変えてくれるはずです。不成就日だからこそ、神さまに運気を上げてもらえるようにお願いしてみてはいかがでしょうか。
不成就日にしてはいけないことをしてしまったら?
後から「実はあの日が不成就日だった」と知ると、「悪いことが起きたらどうしよう」と不安になるかもしれません。
気にしすぎる必要はないのですが、どうしても不安になる場合は、お祓いに行ったり、お守りを買ったりすると心が落ち着くかもしれません。
例えば、不成就日に新車や家を買った時は、祈祷してもらったり、お守りを買ったりしましょう。
また、もし買い直しができる物や、2つあってもいい物なら、一粒万倍日や寅の日にもう一度同じ物を購入するのも手です。運気を良い方向に変えてくれるでしょう。
結婚式や入籍日が不成就日だった時も、悲観的になる必要はありません。結婚生活に必要なのは大切なのは、その日が吉日だったかどうかではなく、「お互いへの思いやり」です。「不成就日だったからこそ、幸せな結婚生活のためにお互いへの気遣いを忘れずに過ごそう」という意識が大切です。
なお、吉日と凶日が同じ日にあることは珍しくありません。大事な日が不成就日だった時は、カレンダーをもう一度よく見て、不成就日が吉日と重なっていなかったかを確認してみてください。もし重なっていた場合は、吉日が不成就日を打ち消してくれる、と前向きに考えましょう。
▶次のページでは、不成就日と吉日が重なった場合の考え方を紹介します。