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「お話を伺う」は二重敬語? 意味や類語、使い方を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「お話を伺う」はどんな時に使えるのか?(例文つき)

「お話を伺う」は、目上の相手やお客さま、取引先などの話を聞く時に、よく使う表現です。

「お話を伺います」だけで、十分な敬意を示すことができるため、ビジネス、プライベートのさまざまな場面で使えます。

例文とともに、いくつかの場面を紹介します。

意見や感想などを聞きたい時

相手に対して意見や感想を求めるときは、以下のように表現できます。

例文

・この件について、部長のお話を伺えたらありがたいと思っております。

お客さまのご意見やクレームを聞く時

「伺う」を「相手の話を聞く」という意味で使う時は、以下のように表現します。

例文

・こちらの窓口で、お話を伺います

電話や窓口でお客さまを待たせている時

待たせている相手に対して、「もう他の誰かがあなたの要件を聞いているか」と確認するときにも「伺う」が使えます。

例文

・お待たせしております。誰かお客さまのお話を伺っておりますか

講演などを聴いた後で講師にあいさつする時

「相手の話を聞いた」という意味で「伺う」を使う時は、以下のように表現します。

例文

・貴重なお話を伺うことができて、大変ためになりました。

腑に落ちないことや疑問があり、詳しく話を聞きたい時

相手に対して質問をしたり、話を聞いたりしたい時は、以下のように表現します。

例文

・警察のものですが、少々お話を伺えますか

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