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「まくし立てる」の意味や類語は? 例文つきで解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「まくし立てる」の使い方(例文つき)

ビジネスの場面では、冷静に落ち着いて話すことを求められる機会が多いため、まくし立てる人を褒めるような場面は、あまり多くありません。

しかし、時には「まくし立てる」ことが熱量の高さを示し、功を奏する場合もあります。

ここからは、「まくし立てる」を使える場面を、いくつか紹介します。

勢いよくしゃべる人をいさめる時

勢いよくしゃべる人に対して、注意する意図で使う時は以下のように表現します。

例文

・そんなにまくし立てたら、伝わるはずの話も伝わらないですよ。

お客さまに勢いよくクレームを言われたことを報告する時

「まくし立てる」は上司などに対して、お客さまからのクレームを報告する場合にも使えます。お客さまが勢いよくクレームを並び立てる様子が伝わります。

例文

・お客さまは怒り心頭でまくし立てておられました。

電話の応対を早口でする人に対して指導する時

早口でしゃべる人に対して、もっとゆっくりしゃべってほしいことを伝える場合は、以下のように表現します。

例文

・ただでさえ電話は顔が見えないのだから、そんなふうにまくし立てずに、落ち着いて話してください。

プレゼンテーションなどで話が止まらない時

話に熱が入り、なかなか話が止まらない様子を表すには、以下のように「まくし立てる」を使います。この場合、必ずしもネガティブな意味にはなりません。

例文

・彼は、その企画に対する熱量が半端なく、与えられた10分間を使って、企画の素晴らしさをまくし立てた

憧れの人に熱っぽくしゃべりまくった時

憧れの人を前にして気分が高揚し、つい立て続けにしゃべってしまった場合にも「まくし立てる」が使えます。

例文

・憧れのアーティストと偶然飛行機で隣り合わせになり、「大ファンです」とあいさつした後、いかに好きかをついまくし立ててしまった。

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