自分らしさを探すために。挑戦し続ける令和OL【vol.3まめたん】
マイナビウーマンの読者アンバサダー「はたらくmuse」は、読者と同じ等身大の働く女性。そんな彼女たちはどんな働き方をして、どんなアイテムを身に着けているのだろうか。令和を生きるOL事情をお届けします!
取材・文:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
撮影:大嶋千尋
毎日忙しそうにしているあの人……。でも、疲れた顔は見たことがない。
あの人は一体、どんな時間の使い方をして、どんなプライベートを過ごしているんだろう?
今回は忙しい毎日を過ごすはたらくmuseのまめたんさんに令和版OL事情を伺いました。
本業も副業もプライベートも全て全力投球な彼女から、時間を上手に使うヒントをもらえるかもしれませんよ。
――まずは自己紹介をお願いします!
まめたん、30歳です。
本業では、新卒に入社した会社から昨年転職し、小売業界の課題を解決するために新規事業の企画をしています。具体的には、マーケットリサーチや競合調査、ビジネスモデルの設計をしています。
副業では、Webサイトのディレクションや、研修サービスのWebマーケティング、韓国コスメのSNSマーケティングを担当しています。
――平日のタイムスケジュールを教えて
平日はだいたいこんな感じです。基本的に在宅ワークなので、人に会わない時は、眉毛とリップのみの時短メイクで済ませています(笑)!
――転職をした理由は?
1社目がECのプラットフォームを運営する会社で、取引先となる中小企業やエンタープライズに対して、プラットフォーム上の売り上げを伸ばすにはどうするかといったコンサルティングサービスの提供と、広告サービスの立ち上げや推進業務をしていました。
そんな中で「ECは販売チャネルのOne of themでしかない」と思い、オンラインで当たり前になっていることをオフラインでも実現させたいと思うようになったんです。それで、転職を決意しました。
――転職をして良かったと思うことは?
仕事面で言うと、オフラインは思っていた以上に「オンラインの当たり前の世界」を実現するために準備が必要ということと、改めて、自分が伸ばしていきたい強みと、気づいていなかった弱みを理解することができたことです。
――自分が伸ばしていきたい強みとは?
転職前に「実行力」に課題を感じたので、それからストイックに「スピードと実行力」を意識するようになりました。
あと私、「これでいきたい!」と思ったらそれに関してとことん調べて考え続ける性格なんです。スイッチが入ると自然とそうなってしまうみたいで……。
30歳になって立場も変わり、これからは自分が還元して、背中で引っ張っていかなければならないと思った時に、じゃあ私はとことん専門性を突き詰めようって思ったんです。
もちろん、一人で走りすぎて失敗してしまうこともありますけど、がむしゃらに走り続けられることは私の強みだなって思います。
――気づいていなかった弱みとは?
一歩を踏み出すコミュニケーションが苦手だったんです。組織の中でうまく自分の弱さを見せることができなくて、なかなか人との距離を縮められなくて……。
でも実は転職する前、私の周りはいつも雰囲気も良く環境に困ることがなかったので、「自分にはコミュニケーション能力がある!」って思い込んでいたんですよね。
2社目に来てから、それは周りが私のことを理解してフォローしてくれていたおかげだったんだなって気がつきました。
――仕事でどんな時にやりがいを感じる?
自分が考えたアイディアが認められた時と、結果を出し続けて、新しい仕事を任せてもらえた時です。
もちろんアイディアは実現させないと意味がないし、その実現が難しいんですけど、まずは認めてもらわないと始まらないので、その瞬間はすごくやりがいを感じます。
そのために、だれよりも自分の専門領域を愛し、学び続けて、思考し続けたいと思っています。
――仕事に求めることは?
個人での活動では成しえないことが経験できるかどうか。
――仕事をするうえで大事にしていることは?
私と一緒に仕事をしたい、一緒に仕事をしたら楽しいと相手に思ってもらえるようにすることです。
そのために普段のコミュニケーションを大切にしたり、信頼関係を築ける働き方を意識したりしています。
――はたらくmuseになった理由を教えて
今、会社員として成長できている実感もあり、もっといろんな挑戦もしていきたいしプライベートも楽しみたいと思っていて。
もともと目立つことは好きな性格だったので、そんな欲張りで等身大な私を通して、「何歳になっても挑戦したい」と他の方にも思ってもらえたらいいなという思いからはたらくmuseになりました。
――副業を始めたきっかけは?
「Hello new ME」というはたらくmuseの新しい企画に携わらせていただいて、それをSNSで発信したら、高校の時の友人から声をかけられたことがきっかけで始めました。
すごく頭の切れる友人なんですけど、絶対に仕事で関わることがないと思っていたのでうれしかったですね。
――憧れの人は?
「CRAZY WEDDING」を創設された山川咲さんです。
この方は、当時、当たり前とされていた結婚式の形を覆し、オリジナルの新しい結婚式スタイルのプロデュースサービスを開始した方なんですけど、今もなお新しいことに挑戦していて、すごくキラキラしているんですよ。自分のフィーリングのまま動き出す方みたいで。
私もそうなりたいなって思います。
――悩むことはある?
常に悩んでいます。 自分のキャリアから自分の一日の行動や言動まで。毎日です(笑)。
――そういう時はどうしている?
お風呂で思いっきり歌います(笑)。すごいスッキリしますよ!
一番お気に入りの歌はMONGOL800の『あなたに』。歌詞が学生の頃の経験に重なるんです。
――最近ハマっていることは?
ヨガと、K⁻POPダンスです! 中学生もいるダンス教室に通っているんですけど、誰よりも真剣に楽しんでいる自信があります(笑)!
――休みの日は何している?
今までは海旅行に行くのが好きで行っていたんですけど、今は行けないので、本を読む時間が増えました。
でも、最近は土日も構わず何かしらの仕事はしているかもしれないです。
――なりたい自分像は?
小学生みたいにいつまでもがむしゃらに挑戦と失敗ができる人。
私、人一倍行動力があると思うんです。自分でも馬鹿だなって思うくらい。でもその分、失敗の数もすごいんですよ。
でも、それが私らしさだと思っています。
それに、自分より失敗している人を見るとなんか勇気が出ることってありますよね。私はそんな存在でありたいんです。誰よりも失敗している私を見て、周りの人に少しでも勇気を与えることができたらいいなと思います。
忙しそうな毎日を「自分のキャパシティーを理解しているからまだまだ大丈夫です!」と、小学生のような無邪気な笑顔で語るまめたんさん。
「将来は、毎日掃除して、料理も作って、家族との時間を大切に過ごしたい。けど仕事は今と変わらずやり続けたい!」と、仕事もプライベートも全力で走り続けるとっても欲張りな令和OLでした。
※この記事は2021年09月01日に公開されたものです