「もちつけ」の意味とは? 由来や使い方を解説
「もちつけ」という言葉は「餅をつく」ということを指しているのではありません。では、何を指すのでしょうか? 今回は、ネットスラング「もちつけ」の意味や由来を詳しく解説してます。
「もちつけ」という言葉は、「餅をつけ」という命令言葉ではありません。ずいぶん前から親しまれてきたスラングであり、ネットやSNSなどで一度は見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな「もちつけ」ですが、どういう時に使う言葉なのでしょう?
ここでは「もちつけ」という言葉の意味や由来、使い方などについて紹介します。
「もちつけ」って一体何?
そもそも「もちつけ」とは、どんな言葉なのでしょうか?
これは、少し前にネット上の掲示板で使われていたネットスラングです。では、その意味や由来を調べていきましょう。
「もちつけ」の意味
「もちつけ」とは「もう少し落ち着け」「落ち着け」という意味の言葉です。ネット掲示板の書き込みで、つっこみとしてよく使われていました。
例えば、荒れたネット掲示板などで、空気を鎮めるために使われる表現です。
「もちつけ」という言葉ができた理由
では、「もちつけ」はどんな背景で生まれたのでしょうか。
「もちつけ」という言葉は「おちつけ」の入力ミスと言われています。
それを面白く思った他のユーザーたちがさまざまな掲示板で使うようになり、流行したようです。
「もちつけ」と一緒に使われるアスキーアートって?
「もちつけ」という言葉は、アスキーアート(顔文字などプレーンテキストによるアート)と共に使われることがあります。
「もちつけ」のアスキーアートはさまざまな種類がありますが、その中でもよく使われるものを紹介します。
アスキーアート1
アスキーアート2
どちらのアスキーアートも餅をついている状態のものが使われています。これは「もちつけ」という言葉と「餅つけ」を掛けているためでしょう。
このように楽しいアスキーアートをつけることで、ネット掲示板の空気が和み、多くの人が愛着を持って使うスラングとなりました。
「もちつけ」は死語?
確かに以前はよく聞いた「もちつけ」という言葉。しかし、今となってはあまり見かけなくなったという人もいるかもしれません。
「もちつけ」という言葉は2000年代によく使われていた言葉。従って、2010年代にはすでに死語ではないかと考えられていました。
しかし、現代でも「もちつけ」という言葉をネット掲示板やSNSなどで使っている人は多くいます。つまり、スラングとして浸透し、流行の関係ない言葉として今や定着した、と言ってもいいのかもしれません。