在宅ワーク中の電気代・通信費を節約するには?
働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちがお悩み回答形式で紹介します。今回の回答者は、FP(ファイナンシャルプランナー)の水谷明日香さん。
今回のお悩み「在宅ワーク中の電気代・通信費を節約するには?」
現在、週の半分は在宅ワークをしています。通勤時間が無いのは快適ですが、気になるのが電気代。夏は冷房もつけるのでより心配です。電気代とテレワークに必要な通信費を併せて節約したいのですが、何かいい方法はないでしょうか。
電気代を節約するには「プランの見直し」が最適
電気代を節約するには、「プランの見直し」を行うのが最適。最近は電力自由化に伴い、電気会社も選び放題になったので自分に適したプランを探して乗り換えるのがおすすめです。
プランの見直しをするうえでまず大切なのが、今の消費電力を知ること。毎月届く明細をチェックし、現状自分がどれだけ使用しているかを把握することからスタートしましょう。
使っている電力量が分かれば、シミュレーションサイトなどを利用することで、適切なプランが自ずと出てくるはずですよ。
長い目で見るとエアコンの買い替えもお得かも?
電気代を節約する方法として、「エアコンはずっとつけておくべき」「つけたり消したりを繰り返すとその分消費電力がかさむ」という説がありますよね。
つけるタイミングが最も消費量がかかるので、高めの温度設定のままずっとつけておいた方が消費電力としては少ないといえます。
また、エアコンとサーキュレーターを掛け合わせて快適な空気を循環させたり、冷蔵庫の開け閉めを抑えたりと、家電の使い方を工夫することで節約できるでしょう。
しかし、もちろんそういった工夫をすることも大切ですが、それで節約できる電力量は微々たるもの。そうであれば、先ほどお伝えしたプランの見直しに取り掛かった方が賢明です。
とはいえ、電化製品の中ではエアコンと冷蔵庫の消費電力が比較的高いので、人によってはそれらを買い替えることで結果として節約につながるともいえます。
買い替え時にコストはかかりますが、月々の節約にはなるので長い目で見るとお得に。現在使っているものが省エネ家電ではない場合は、買い替えも検討してみてはいかがでしょう。
通信費もプランの見直しを
通信費に関してもプランの見直しを検討してみて。
スマートフォンと自宅の通信費を合わせたプランも多く展開されているので、自分が毎月どれくらい携帯を使っているのかを把握し、お得になる方法を見つけましょう!
プランを見直すことで毎月の固定費を抑えられるうえ、月1,000円でも1年で1万円以上の節約になります。はじめの一歩を踏み出すのは億劫かもしれませんが、一度の面倒を乗り越えるだけで毎月の費用をグッと抑えられるので、ぜひ検討してみてくださいね。
令和のマネーハック29
電気代・通信費を節約する第一歩は「プランの見直し」。電化製品の買い替えも、長い目で見れば節約につながることも!
(監修:水谷明日香/FPwoman、取材・文:ameri、イラスト:itabamoe)
※この記事は2021年08月16日に公開されたものです