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十三夜とはいつ? 意味や読み方・十五夜との違い

「十五夜(じゅうごや)」という言葉はメジャーですが、「十三夜」と聞いても意味や読み方、使い方が分からない人は多いかもしれません。また、次回2023年の十三夜はいつくる? 今回は、「十三夜」という概念について詳しく解説します。

「十三夜」、この言葉の読み方を知っていますか?

似た言葉に「十五夜(じゅうごや)」がありますが、何が違うのでしょうか?

今回は、「十三夜」の読み方や意味はもちろん、言い換えの言葉などを詳しく解説します。

日本で古来から大切にされてきた「十三夜」について、理解を深めていきましょう。

「十三夜」とは

ここでは、「十三夜」の読み方や意味、由来を紹介します。

十三夜の読み方は「じゅうさんや」

十三夜は「じゅうさんや」と読みます。新月から13日目の月だから「じゅうさんや」と覚えましょう。

本来は「13日から14日にかけての夜」という意味の言葉ですが、月の形状を表す言葉として多く使われています。

読めない言葉ではないものの、読み方を知らないと自信を持てないものです。この機会に覚えておきましょう。

十三夜の意味

十三夜とは、毎月 13 日の夜のことで、特に「旧暦9月13日(から14日にかけて)の夜」のこと。新月から数えて13日目、満月より少し欠けた状態の月を指します。

「十五夜」は新月から数えて15日目、満月もしくはほとんど満月の状態の月のことを指します。

完璧な円形の満月は一番美しいことで有名ですが、次に美しいのは、少し欠けた状態の十三夜といわれています。これは日本人ならではの感覚でしょう。

少し欠けた状態を美しいと思うのは、月だけに限りません。例えば桜を眺めて食事などをするお花見。満開の状態も人気ですが、桜の花びらが散っていく時期も人気を集めています。

これも、欠けゆくものを美しいと感じる日本人の感覚によるものでしょう。

また、十五夜は旧暦の8月15日でしたが、この時期は台風などが多く、見られないことがありました。

一方で十三夜は旧暦の9月13日と台風の時期を外れているため、秋晴れも多く「十三夜に曇りなし」と言われるほどです。天候によっては見られない年が続いてしまう十五夜に対して、十三夜はほぼ毎年みられる楽しみになっていたのでしょう。

2023年の十三夜はいつ?

前述の通り、十三夜は旧暦9月13日なのですが、現代の新暦に直すと毎年日付が異なります。

そのため、2023年の十三夜は10月27日(金)となります。

十三夜の由来

中国の唐時代に行われていた「観月の宴」が起源とされる十五夜の文化は、平安時代伝わったといわれています。

それに対して十三夜は、日本で生まれた風習とされています。

平安時代では貴族の鑑賞会として行われていましたが、江戸時代になると庶民の間にも広まっていきました。毎年豊作の感謝をするイベントとして、旬の食べ物などをお供えして、皆で月を眺めました。

誰でも見られる月だからこそ、貴族や庶民などの立場は関係なく「月見」という文化が発展、浸透していったのでしょう。

十三夜と十五夜の違いは?

十三夜は13日目の月、十五夜は新月から数えて15日目の月を指します。

十三夜は旧暦9月13日の夜であることに対して、十五夜は旧暦8月15日の夜と、見られる時期が異なります。

十三夜は満月に比べてかけた状態の月であることに対して、十五夜は満月もしくはほとんど満月の状態です。

十三夜の月は、パッと見ただけでも満月ではないことが分かる見た目です。

日本人の「完璧ではないからこそ美しいと感じる感性」によって生まれ、続いているイベントが十三夜です。

十三夜は年によって日にちが違う

前段でも紹介した通り、2023年の十三夜は10月27日(金)です。

2022年の十三夜は10月8日(土)、2024年は10月15日(火)と、年によって日にちが変わっています。

これは旧暦と現在の日にちがずれていること、そして月の満ち欠けのリズムによって生じるものです。年によって十三夜の日にちは大きく異なり、毎年後ろの日にちにずれていくとも限りません。

2023年から2026年までの十三夜一覧

そこで、今後5年間の十三夜はいつなのか、具体的な日にちをチェックしてみましょう。

《2023年から2026年までの十三夜》

2023年10月27日(金)

2024年10月15日(火)

2025年11月2日(日)

2026年10月23日(金)

十三夜を表す別の表現


現代では十三夜と呼ばれることがほとんどですが、別の呼び名も多く存在しています。

現在ではほとんど呼ばれることのない名前ですが、俳句の季語として使われるなど名残があります。

どのような呼び名があったのか、なぜそのような名前がついたのかを説明していきます。どの名前にも日本人らしさやその時代の風景が見えるような名前です。1つずつ見ていきましょう。

「後の月」

「のちのつき」と呼びます。秋の季語として使われる言葉です。

中秋の名月の後、秋の月の最後の月という意味があります。

十三夜は十五夜より後の月を指していること、そして十五夜の中秋の名月とは異なり秋終盤の月なことからこの名前が付いたのでしょう。

十三夜も十五夜も秋の楽しみとして、多くの人に愛されるイベントとなっていました。そのため、名残惜しい気持ちが名前にも現れたようです。

「栗名月」

「くりめいげつ」と読みます。十三夜に、お月見のお供として栗を供えることからこの名前が付きました。

お月見というと団子を供えるイメージも強いかもしれませんが、この団子を供える風習は平安時代から始まりました。それまでは収穫した栗などの作物を供えていたのです。

栗という言葉から秋の季語だということも想像しやすいでしょう。

「豆名月」

「まめめいげつ」もしくは「まめなづき」と読みます。

これは栗名月と同じ理由で、十三夜の夜に枝豆を供えていたことからこの名前が付きました。

栗も豆も十三夜のように完璧ではない丸の形状をしていますが、形はそれほど関係ないようです。どちらも秋が旬の食べ物なので、お供え物として選ばれたことが名前に反映されている理由です。もちろん豆名月も秋の季語です。

古くから大切にされている「十三夜」について深く知ろう

いかがでしたでしょうか? 有名な十五夜と違って、なかなか馴染みのない十三夜でしたが、どのような意味を持つ言葉なのか深く知ることができたのではないでしょうか。

満月という完璧な円形の月だけでなく、少し欠けている月にも美しさを感じる日本人の美意識を感じる言葉です。

これを機に十三夜はもちろん、普段から月を眺めてみましょう。

(蛍)

※画像はイメージです

※この記事は2021年07月28日に公開されたものです

本やマンガを愛する元パティシエ。妊娠、出産を機にライターへ転向し、現在は食や不動産、カルチャーなど幅広いジャンルを執筆するマルチライターとして活動中。

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