「お手数ですが」の役割とは? 正しい使い方と言い換え表現
「お手数ですが」の言い換え表現
「お手数ですが」のように、何かを依頼する時に使用できる言葉は他にもあります。
そこで、「お手数ですが」の言い換えにも使える表現を紹介していくので、意味や使い方からシーンに合わせて使い分けられるようにしましょう。
ご面倒をおかけしますが
「面倒」は「手がかかり煩わしいこと」を意味し、より丁寧に表現したのが「ご面倒」です。
「ご面倒をおかけしますが」と言葉の初めに加えることで、「お手数ですが」のように迷惑を与えることを最初に伝え、感謝や申し訳ない気持ちを伝えられます。
例文
・ご面倒をおかけして申し訳ありません。
・ご面倒をおかけしてしまいますが、こちらのご対応をお願いいたします。
お手間を取らせてしまい
「手間」は「何かに費やす労力や時間」を意味することから、「お手間を取らせてしまい」と表現することで、相手へ苦労をかけさせてしまうことへの感謝やお詫びの気持ちを表します。
基本的な意味や使い方は「お手数ですが」と変わりませんが、「お手間」の場合には「お手間をおかけする」という表現は使いません。「お手間」は「取らせる」ものであるため、「お手数をおかけしますが」と混同しないよう表現方法に注意して活用してください。
例文
・お手間を取らせてしまい申し訳ありません。
・お手間を取らせてしまいますが、来週までに回答をお願いいたします。
ご足労
「足労」は「足を疲れさせる」「足を運ばせる」といった意味があり、「ご足労」と表現することで「その場所へわざわざ出向く」ことを表します。
そのため、自分の職場まで来てもらう時など、移動が伴うお願い事をする場合には「ご足労」を使いましょう。
例文
・こちらまでご足労いただきありがとうございます。
・ご足労おかけしますが、当店へお越しくださいませ。