「闇堕ち」の意味とは? 使い方や類語、有名キャラクターを紹介
「闇堕ち(やみおち)」とは、簡単に言うとダークサイドへ落ちることを意味します。普段からアニメやマンガに触れている人は、聞き覚えのある言葉かもしれません。今回は、若者言葉「闇堕ち」の意味や使い方、類語などを紹介します。
「闇堕ち」という言葉をネットやSNSなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
「闇堕ち」は、元々はアニメやマンガで使われていた言葉。そこから派生して、若者の間では自分の精神状態を表す言葉としても使われるようになりました。
今回は、「闇堕ち」の意味や使い方から、類義語と対義語、闇墜ちした有名キャラクターを紹介していきます。
「闇堕ち」の意味とは?
まずは、「闇落ち」の意味や語源を紹介します。
意味は「ダークサイドへ落ちること」
「闇堕ち」について実用日本語表現辞典には、下記のように書かれています。
やみおち【闇堕ち】
闇堕ち(やみおち)とは、善悪や美醜といった二元論的な価値観において、それまでは真善美に価値を見出して志向していたが、ある契機を境に醜悪・残酷・非人間的・悪魔的な要素を志向するようになる様子を指す言い方。主にマンガ・アニメ等における物語の展開上では一種の定番として扱われる。
真善美はただの綺麗ごとであり虚飾に過ぎない、そんなものに囚われても空しいだけであり悲しみは癒えることもない、そして、残酷さや凶悪さこそが人間の本質である、と悟るような価値観の転換が闇堕ちのきっかけとして描かれやすい。
(『実用日本語表現辞典』実用日本語表現辞典 )
つまり「闇堕ち」とは、主にマンガやアニメなどで使用され、主人公や味方、心優しい人物が、悪いことを行う敵側(ダークサイド)へ落ちることを意味します。
作品によって違いはありますが、基本的に「劣等感」や「疎外感」、「憎しみ」などの負の感情が爆発した時に敵側へと転じ、主人公と対立することによって「闇堕ち」となります。
ちなみに初めから悪人であった場合や、味方側をだますために善人を装っていた場合は、闇堕ちには当たりません。
「闇堕ち」の語源
「闇堕ち」を「闇」と「堕ち」に分解して解説します。
「闇」は「敵側」のこと
まず「闇」とは、マンガやアニメの敵側、悪人のことを指します。
マンガやアニメの主人公たちは善人であることから、希望や正義を象徴する「光」という表現が用いられることがありました。
一方で、敵側に回る人物は悪人であることが多いため、「光」とは対極の存在の「闇」が用いられるようになったのです。
「墜ち」は「悪くなる・落ちぶれる」こと
そして「墜ちる(落ちる)」という言葉には、「 上から下へ移動する」「悪くなる」「落ちぶれる」という意味があります。
この「闇」と「墜ち」を合わせて、主人公や味方の「光」側から、敵である「闇」側に移動したことを「闇に墜ちる」、さらに略して「闇墜ち」と言われるようになったのです。
「闇落ち」との違いは?
闇堕ちは、「闇落ち」と表記されることもあります。どちらも意味は同じで、より簡単に表記したい時は「闇落ち」が使われる場合があるでしょう。
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いつも真面目に生きていても、時には気分が乗らなかったり他人にイライラしたり、ダークサイドへ落ちそうになることがありますよね。
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