垂涎とは。読み方・使い方・「垂涎の的」の言葉の意味
垂涎の類義語・言い換え表現
ここからは、「垂涎」の類義語を紹介していきます。
同じような意味合いでありながら、もう少し砕けた言い方、熱望の度合いが少し違う言い方を挙げていきます。
「垂涎」と聞いても相手がピンと来ない、意味が伝わらなそうと感じた時に役立つ表現。他の言い回しを知っていることで、会話の幅も広がるので覚えておくと便利でしょう。
喉から手が出る
欲しくてたまらないことを表す言葉です。「垂涎」と比べると、より欲している意味合いで使われる場面も。
多くの人が知っている表現なので、言い換えに便利なはずです。
舌なめずり
これは、舌を出して唇をなめ回す仕草を指した表現。これが転じて獲物となる対象を前に待ち構えている様子も意味するようになりました。
従って、腹黒い様子で欲しいものを狙う場面などには、この表現がぴったり当てはまるかもしれません。
涎を垂らす
「垂涎」を漢字ごとに分け、より意味を分かりやすくした言い方です。
「垂涎」と言ったら良く分からない顔をされた場合に使うと良いでしょう。
意味は言葉の通り、涎を垂らすほど空腹の状態、熱望している状態です。
渇望する
心から望むこと、切望、熱望していることを表す言葉です。
先の3つとは異なり、物を欲する様子を形容している言葉ではないため、かしこまった場面でも使いやすいでしょう。
人だけでなくものなど、全てにおいても使える便利な言い回しです。
垂涎の意味を理解して使いこなそう
「垂涎」は「食べたくて涎を垂らすこと」「手に入れたいと熱望すること」という2つの意味を持つ言葉です。
「すいぜん」「すいせん」と、複数の読み方を持っているので、会話の中で使う場合や聞く場合は注意が必要です。難しい表現なので、分かりにくかったら言い換えするのも親切でしょう。
「垂涎」の読み方と意味を覚えて、ぜひ間違いのないよう言葉を使いこなしてみてくださいね。
(ひらり)
※画像はイメージです
※この記事は2021年07月19日に公開されたものです