QRコード決済が主流になる? 利用率が過去最高に
決済・金融サービスをサポートする株式会社インフキュリオンは、全国の16〜69歳の男女2万人を対象に「決済動向2021年4月調査」を実施しました。
まず、クレジットカードやFeliCa型電子マネー(nanacoやWAONなど)、QRコード決済などのサービスのうち、QRコード決済を「利用している」と答えた人は54%と過去最高を記録し、今回58%で減少傾向にあるFeliCa型電子マネーに迫る勢いとなりました。
次に、キャッシュレス決済の利用率を年齢層ごとに見ていくと、QRコード決済は全年齢層で昨年から10%以上増加し、10代、20代、30代では利用率が2位という結果に。
また、クレジットカードは年齢が上がるほど利用率も向上し、反対にブランドデビットカードは10代、20代で利用率が20%を突破しました。
次に、キャッシュレス決済のサービス毎の利用率は「PayPay」(ペイペイ)が37%(前年比8%増加)となり、交通系ICカードの34%(SuicaやPASMOなど)を抜いて2位に躍進。QRコード決済の利用はさらに拡大していくとみられます。
そして、それぞれの決済手段をどんな機会に利用しているかという質問では、コンビニエンスストアでのQRコード決済の利用率が32%となり、クレジットカード(14%)よりも多く、現金と同じ割合で利用されていることが分かりました。
しかし、病院・クリニックなどの医療分野では現金決済が75%と圧倒的に多く、キャッシュレス化の遅れが目立ちました。
コロナ禍でキャッシュレス決済が進んでいますが、QRコード決済や交通系ICカード、クレジットカードなど、さまざまな種類があります。どの決済方法が自分の生活に合っているのか、考えてみてはいかがでしょうか。
調査概要
主要ペイメントカードの保有・利用状況の調査
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
対象者条件:16~69歳男女
対象人数:2万人
調査期間:2021年4月19日(水)~2021年4月21日(金)
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2021年06月10日に公開されたものです