パーキンソンの法則とは。意味と事例&対策を解説
パーキンソンの法則を対策する方法
時間やお金といった資源は有限です。可能な限り節約し、有効な使い方をしたいですよね。無駄遣いを阻止するため、具体的な方法を解説します。
第1法則の対策方法
時間の無駄遣いを防ぐために、以下のようなことに気をつけましょう。
(1)自分の中で〆切を設定する
他人から〆切を設定されると、時間をギリギリいっぱい使ってしまいます。
それを避けるために、他人が設定した〆切ではなく、自分で決めた少し厳しめの〆切を基に動くことを意識してみましょう。
〆切まで本来は3時間あるとしても、「30分で終わらせよう」と決めれば、それを目標に時間を有効に使えるようになりますよ。
(2)タスクを「見える化」する
時間の無駄遣いを防ぐため、タスクを明確にすることはとても重要です。
今日1日のうちに行うべきタスクと、それをそれぞれいつまでに終わらせる必要があるのかを、紙やアプリなどを使って見える化しましょう。
こうすることで今自分がやるべきことが明確になり、無駄な時間の浪費が減っていきます。
(3)目的をはっきりさせる
例えば会議がダラダラ続いてしまう時や、時間ギリギリまで仕事をしてしまう時。そんな時は、「今日の会議で決めること」「今日1日でやるべき仕事」が何か、目的をはっきりさせましょう。
こうすることで、「今これは話すべきではない」「今はこれをやる必要はない」と判断できるようになります。
第2法則の対策方法
続いて、お金の無駄遣いを防ぐ方法をご紹介します。
(1)貯金用口座を作る
意識的に「貯金」という予算枠を作らないと、あるだけ使い切ってしまいます。貯金用口座を作成し、その口座に入れたお金は“ないもの”として捉えましょう。
例えば、給料が入った瞬間に毎月5万円は貯金用口座に回すなど。さらに、簡単には引き出せない定期貯金にすることで、より効果的に貯金ができるかもしれませんね。
「今月の生活費から残った分だけ貯めよう」という発想だと、永遠に貯金できない……なんてことにもなりかねませんよ!
(2)家計簿をつける
お金も、見える化するのがとても大切です。成り行きに任せていると、これまでの収入額と同額まで無意識に使ってしまいます。
家計簿をつけて支出を見える化することで、今自分がいくらお金を使っているかがはっきりします。
家計簿をつけると、切り詰めて浮いた分のお金がいくらあるかも分かるようになります。こんなお金こそ使いたくなってしまうのが人間の心理なので、浮いたお金があると分かったら、その瞬間に貯金用口座に入れるなど工夫しましょう。
(3)本当に必要な支出かを考える
「これができたら苦労しないよ!」と思われるかもしれませんが、やはりここが一番重要になってきます。
パーキンソンの法則が働くことで、不必要なものを買ってしまったり、衝動買いをしてしまったりします。お金を使う前に、「これは本当に自分にとって必要な物か?」をよく考えてみてください。
もちろん時には衝動買いをしてしまうこともあるかもしれませんが、それで自分が幸せになれるなら、それは「必要な物」だったということ。
ただ、「何でこんなもの買ってしまったんだろう……」と後悔してしまうなら、それを買った分の支出分何かを我慢するなど、自分の心にストップをかけましょう。
時間とお金は有限! 無意識に流されると損をする
人は時間やお金を無意識のうちに無駄使いする傾向にあります。ここまで読んでくださった皆さんなら、どんな時に注意すべきか、どう対策するべきかをご理解いただけたはずです!
あとは行動に移すのみ。自分が何にどれだけお金・時間を使いたいのかという夢を描き、資源の適材適所を目指していきましょう。
(広瀬絵美)
※画像はイメージです
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※この記事は2021年04月20日に公開されたものです