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「先勝」とはどんな日? 読み方や言葉の意味、避けるべきこと

三上ナナエ(マナー講師)

「先勝」の日に行っても問題ないこと

「先んずれば勝つ」という意味を持つ先勝。前段でも触れた通り、早めに事を運ぶことが良いとされています。

ここでは、そんな先勝の日に行っても問題ないことを紹介します。

結婚式や入籍

お祝い事で縁起が良いとされているのは、大安、友引、そして先勝の午前中です。

しかし結婚式の場合、式場が混み合っていることが多く、予約が取れないこともあるでしょう。

小規模な式で、親族もこだわらないということであれば、「先勝」の午後でも気にしなくて良いでしょう。

また入籍についても、先勝の吉とされる午前中に婚姻届を出すことが良いとされています。大安の日よりも役所の窓口が込み合わないというメリットもあります。

葬儀

六曜と宗教は関係がないとされており、葬儀を行うことは問題ないです。

六曜の中に「仏滅」もあり、漢字のイメージからして仏教と関係があると思われがちですが、実は関係ありません。

「友を引く」という漢字を持つ「友引」とは異なり、先勝は勝負事に関わることであり葬儀とは関係ないので、特に問題はありません。

法事

法事も勝負事ではありませんので、先勝の日を避けなくても良いです。

午前・午後ももちろん気にする必要はないと考えられています。

それよりも、親族のみなさんが集まりやすい日取りが優先されます。

お参り

六曜は神道の教えと関係はないものとはいわれていますが、「勝」という字から、願掛けに良い日としても広まっています。

縁起を担ぎたいと考えて、午前中にお参りに行く人も多くいます。

車などの大きな買い物

先勝の日に特別な買い物などをすることは、問題ありません。

思い入れのあるもの、納車など安全に関わるものであれば、少しでも縁起を担ぐ意味で午前の時間帯に行うのも良いでしょう。

ちなみに六曜の中の「赤口」は、「赤」が血を連想させることから納車日には避けられています。

七五三

七五三のお祝いはその土地の神様に、ここまで無事に成長したことへの感謝とこれからの健やかな成長をお祈りするもの。

神社と六曜は関係性がないと考えられているので、先勝の日に七五三を行っても何の問題もありません。

宝くじの購入

できるだけ縁起の良い日を選びたいと考えると、六曜の中では大安となりますが、勝負事に良い意味がある先勝の午前中に買うことで験担ぎをする人も多いです。

ちなみに、金運にまつわる縁起の良い日としては「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」、「天赦日(てんしゃにち)」、「寅の日(とらのひ)」、「巳の日(みのひ)」などが宝くじと相性の良い日といわれています。

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