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「ご足労」の意味は? 正しい使い方と言い換え表現

櫻井弘

「ご足労」の使う時の注意点

前段でお伝えした通り、「ご足労」は相手にわざわざ足を運んでくださることに対しての感謝を伝え、敬意を示す表現となりますが、実際にはどのように使うのでしょうか?

まずは、注意点を確認していきましょう。

「ご足労」は相手に来てもらうことが確定してから使う

「ご足労おかけしますが」や「ご足労いただき」という言葉は、いつ使うのかのタイミングが重要です。

例えば、相手が出向いてくれることを承諾していない時点で「ご足労をおかけしますが」と言ってしまうと、来てもらうことが前提となり、上から目線の押し付けがましい印象を与えかねません。

こちらに来ていただくことを意味する言葉であるが故に、その事実が確定するまでは使わないようにしましょう。

目上の人にも使えるが、自分に使ってはいけない

基本的に社外の人に使うことが多い言葉なので、もちろん目上の人に使うことも問題ないです。

ただし、相手を敬って使う表現ですので、「御社にご足労させていただいてもよろしいでしょうか?」といった使い方はしません。

次ページ:「ご足労」の使い方(例文付き)

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