要注意。「生意気に思われる後輩」の特徴5つ
周囲から「生意気」なんて思われると、仕事がうまく進まない気がします。今回は、人間関係に関するコラムも執筆する石谷ちよさんに「生意気だと思われてしまう後輩の特徴」について解説をしてもらいました。
先輩や上司に対する態度に難しさを感じたことはありませんか?
意見をしたい瞬間もあるけれど、生意気だと思われたらどうしよう……と悩んだ経験のある人もいることでしょう。
では、実際にはどんな態度が生意気だと思われてしまうのでしょうか。
今回は、世の先輩たちから生意気だと思われてしまう後輩の特徴を考えていきます。ドキッとした方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
(1)挨拶ができない
何度も教えられてきたはずの、挨拶の大切さ。1日の初めに挨拶があるかどうかで、その後の、お互いの空気観や業務への姿勢は大きく変わります。
こちらが「おはよう!」や「お疲れ様!」と笑顔で言っても、目も合わせずにぼそっと呟くだけだったり、ひどい時には黙って少し頭を下げるだけだったり。
線を引かれているような気持ちになり、なかなか歩み寄れなくなりますよね。
挨拶をしない図太い態度は、生意気だと思われても仕方ないかもしれません……。
(2)間違った意識の高さ
もともと確立されている既存のルールや職場の理念に対し、古いからというだけで改善すべきだと考える、間違った意識の高さを持った後輩。
自分の考えこそが「何かを変える」と信じて疑わないため、今までのやり方で指導しても聞く耳を持ってくれません。
確かに、業務の手順や方針を考え直すことで、よりよい成果を出せる場合もあるでしょう。ですが、どんな斬新な案でも、基本ができていなければ受け入れられませんよね。
その点をいかに理解させられるかが、先輩の踏ん張りどころですね。
(3)人によって態度を変える
相手がどの立場で、どのような人柄なのか。それによって態度を変える人は、後輩に限らずとも腹が立ちますよね。
見下すようなその態度の大きさに、何度も心を折られた先輩もいるはず。
相手の足元を見るような言動は、余計に生意気に映りますよね。損得でしか行動を起こせないので、誰からも信頼されない人になってしまいます。心当たりがある人は、少し言動を見直してみましょう。
(4)自分のプライベートのことしか頭にない
仕事にプライベートの事情を大きく持ち込んでくる人って面倒ですよね。
業務中に席を外してはLINEをチェックし、友達との約束が入れば突然休み出す始末。指導中も上の空で、考えていることといえばこの後の予定のことばかり。
お金を稼げればそれだけでいいと考えているので、どれだけ厳しく注意しようが、真剣な言葉が響くことはありません。
プライベート優先なのは分かりますが、それによって他人に迷惑をかけているようでは生意気だと思われてしまいます。
(5)プライドが高く否定ばかり
自分が一番正しいと思っている人は、どんな意見を伝えても最初から受け入れてくれません。
作業の進め方を指導している時も「それって必要ありますか?」などといちいち突っ込んできて、「でも」や「だって」と常に別の意見を出そうとする態度は生意気だと思われてしまうことも……。
ただ、このようなタイプは問題に対して冷静に分析しているわけではなく、プライドが高いために自分が正しい理由を探しているだけということもありそう。
大きな失敗をすることで、先輩の意見を聞く大切さに気づくこともあるでしょう。まずはやってみて本当にだめなら意見をする、くらいの余裕を持ちたいところです。
生意気って損をする
先輩や上司に生意気な態度を見せてもあまり得することはないでしょう。反対の立場を考えてみてください。
逆に先輩が後輩を「自分よりも下」としてしか見ていない冷たさは、相手に伝わってしまうもの。それこそ生意気な態度です。その結果、信頼されなくなったり、言うことを聞いてもらえなくなったり、ということもあります。
先輩だから、後輩だから、ということに関係なく、他人に対する生意気な言動はデメリットが多いということ。相手を受け入れて、フラットに接することで仕事も人間関係も円滑になるかもしれませんよ。
(石谷ちよ)
※画像はイメージです
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※この記事は2021年01月26日に公開されたものです