Keyword.06「23歳」
好評につき連載継続決定! 今注目の若手俳優・木津つばさのエッセイ連載。毎週1つ編集部から与えられるキーワード(お題)に沿って、自身のルーツや想いを綴ります。キーワードから紐解かれる“木津つばさ”とは?
はじめに
「23歳になった今感じる、自分と貴方」
可能性がある限り自分にはふたを閉めたくない。
ずっと放出していたいという性格上、仮に壁が立ち塞がったとしても体当たりでぶつかってきました。
それが今でも僕の中での正解なのかもしれません。
自分の事は自分が一番よく分かっている、これも
「つもり」。
結局答えなんてないし、限界なんてないんだと、体現して、証明し続けている最中です。
そんな世界に飛び込んだ。だからこそ、忘れかけていた「素直な自分」というのが大切なんだろうなと思います。
誰しもがうそをつく、平気で。
これは自分もそうだし、貴方もそう。
けどその身に垣間見える素直な気持ちに、惹かれていく自分がいることに気が付きました。
こんなこと、10代では感じなかったのが本音です。
いろんな人と出会って別れて。
そんな経験があるからこそ、今感じる自分と貴方を重ね合わせて、これからもこの世界で紡ぎ合っていきたいと思いました。
この自分が貴方であって、貴方は自分であるように。
おわりに。
生きる、人生を楽しむ。
いつかの誰かの餞(はなむけ)に。
(文:木津つばさ、撮影:Yuto Fukada)
※この記事は2021年01月18日に公開されたものです