“たにんごと”って読んでない? 「他人事」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「他人事」の読み方です。
“たにんごと”と読むんじゃないの? と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「他人事」の読み方は?
他人という言葉は、多くの人が “たにん”と読むと思います。事も“こと”、“ごと”と読む人が多いですよね。しかし、これらが合わさると“たにんごと”とは読まず、違う読み方になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ひとごと”と読みます。
「他人事」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「他人事」の意味は以下のように解説されています。
ひと‐ごと【人事/他=人事】 の解説
自分には関係のないこと。他人に関すること。よそごと。「境遇が似ていて、とても―とは思えない」[補説]本来「他人事」と書いて「たにんごと」とは読まなかった。
文字通り、自分には無関係な人のこと、といった意味合いですね。
口頭では“ひとごと”と使っているくせに、文章を音読する時は“たにんごと”って読んでいませんか。
これ、間違いが多いので、間違いも正解になってしまった言葉ですよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「他人事」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。よく使っているけれど、実は勘違いして覚えている言葉もあるかもしれません。
耳馴染みのある言葉も、改めて調べてみると読み方を間違えていた、なんてこともありそうですね。
(ななしまもえ)
※この記事は2020年12月27日に公開されたものです