【難読】“ぐうに”じゃない! 「偶に」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「偶に」の読み方です。
今回は「偶に」。“ぐうに”? ありそうな読み方だけど……。もちろん不正解です。
「偶に」の読み方は?
偶然、配偶者などの言葉に使われる「偶」という漢字。一般的には、“ぐう”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。「偶」という字自体には、「思いがけず」や「二つで対をなすもの」といったニュアンスが含まれます。
意味から考えて無理やり読んでみて、これを、 “おもいがけずに”や“ひとつに”なんて読むはずはないですよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“たまに”と読みます。
「偶に」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「偶に」の意味は以下のように解説されています。
たま【▽偶/▽適】
[名・形動]まれであること。めったにないこと。また、そのさま。「―の休み」「彼は―に来る」
つまり、まれなこと、といった意味合いで「偶に」という言葉を使います。
読み方は難しいのですが、日常生活の中で「最近忙しくて、偶にしか~」など、耳馴染みのある言葉ですよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「偶に」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。普段、意識していない耳馴染みのある言葉も、実はよく見る漢字を使っていたりするんですね。
よく使っている言葉も、漢字を調べてみると意外な発見があるかもしれません。
(ななしまもえ)
※この記事は2020年12月26日に公開されたものです