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自分の意思がない人の特徴とは。意思を持つための克服法3つ

マドカ・ジャスミン

「自分の意思がない」を克服する3つの方法

ここまで読んで、「意思表示をできるようになりたい」と思えたのなら、それは変化への第一歩だ。素晴らしい。

まだ自分の中でモヤモヤするものがある人も、焦る必要はない。自分の意思を他人へ表わすのは簡単ではないのだ。無理に自分を変えようと焦ったところで、身体や心が悲鳴を上げるだろう。

その事態を避けるためにも、まずは今日から行える簡単な方法を3つ挙げてみた。

専門の知識に基づいた内容ではなく、主観での提案なので、試してみるとしても自己責任でお願いしたいと思う。

(1)自分の感情をとりあえず声に出す

昔、駅のホームに撒かれていた吐瀉物を見て、「まじ嫌だ! 無理!」と悲鳴を上げた友人がいた。

その時は「わざわざ声に出すようなことか……?」と冷めた視線を送ったが、これがシンプルかつ、わかりやすい意思表示だと最近気づいた。

このエピソードは汚い話だが、例えば何かをしてもらったり、贈られたりした時、「ありがとう!」と声を張って伝える。

芸術作品に触れて感動したら、「本当に素敵だった」「心が震えた」と同行者に言う。一人だったら、自分に聞こえる程度に呟く。

そうやって些細な感情でも声に出していくことの積み重ねは、心と感情のシンクロにも繋がり、より一層、意思が明確になっていくだろう。

(2)できる限り好き勝手に振舞う

アンモラルで、法を犯し、傍若無人の様を尽くせ。とは、言わない。モラルや法といった最低限のルールは守りながら、とにかく好きなことをしまくるといいだろう。

自己中、我儘、ビッチ、ナルシスト……どんな悪口も聞こえない。

面白いのが、普通の感覚を持ち合わせている人間であれば、段々とその好き勝手に生きることに飽きが生じてくる。

それは、思いつく限りのことをし尽くした後、自分が自分としてどう生きていきたいかが可視化されるからだ。

それ以降、自分の可視化された意思を主張しないと生きにくくなっているに違いない。

(3)YES/NOの基準を定める

自分の意思に嘘をつかない、あやふやにさせないのは、自分の心を守るのと同義。

いつものように「Yes」と返す前に一度考えてみる。自分は本当にそれをやりたいのか、そこに行きたいのか、その人に会いたいのか、を。

「Yes」と言うことは大切だけれど、「No」と言えることのほうが長い人生においては結果的として大きく得することもある。

人によく見られたい、なんて見えは時間と精神の無駄遣い。今すぐにでも止めるべき悪行と声高らかに言い張りたい。

次ページ:自分の意思を持つと変わる3つのこと

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