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自分の意思がない人の特徴とは。意思を持つための克服法3つ

マドカ・ジャスミン

自分の意思がないように見える4つの理由

前述したように、自分の意思がない人は存在しない。意思がないのではなく、意思の言語化が明確にできていないだけだ。

では、なぜそうなってしまうのか。自分なりの見解を書いてみる。

(1)感情を言語化するのが苦手

私もこれに長らく悩んできた。いや、厳密にいうならば現在進行形で悩んでいる。

私の場合はうまく言語化ができずに、まとまりのない言葉・表情・態度や行動(時にヒステリー……)として顕著に現れるが、それとは逆に、脳内で感情がごちゃごちゃになって黙り込んでしまう人もいる。

しかし、それは意思がないわけでも、考えていないわけでもなく、感情や思考をうまく言葉として形作れていないだけなのだ。

(2)「いい子」が正義として育てられた

私は「いい子」を否定する気はない。「いい子」は子ども時代から今もずっと頑張りに頑張っている人たちばかりだ。

しかし、世の中を強かに生きる上では弊害と化す場合が多い。

「いい子」は「自分が何をしたい・どうしたい」よりも、「社会(親)にどう思われるか・どう評価されるか」を優先する傾向にある。

社会性や法令遵守の観点からすると間違いではないが、人生の指標を他者ありきにするのではなく、自分の意思からそう思えるようになるのがベストだろう。

(3)交友関係が極端に狭いか広い

自分の意思がないと思われがちな人は、自覚している以上に価値観や思想について人と深い話をしていない。

極端に交友している人数が少ないか、はたまた多すぎるのか。どちらにも共通しているのは、関係性が希薄になりやすい。

まずはどんなくだらない話題でも、自分から話してみることが重要な鍵と断言する。

(4)固定概念が強い

人は自信がある物事については、自ずと外部へ発信していく。意思だってそのひとつ。そうしない理由は、自信がないから。

さらに言うと、自信がないゆえに固定概念という自分そのものを他者に否定される可能性を恐れている。

「これはこれ」「それは変えられない」「今の自分が良いなら良い」。

頑固なまでに自分の価値観・思考回路・習慣を変えず、否定されないために口には出さない。

その恐怖を乗り越えない限り、他人から意思がないと人から思われても仕方がないのかもしれない。

次ページ:「自分の意思がない」を克服する3つの方法

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