自分の意思がない人の特徴とは。意思を持つための克服法3つ
自分の意思がない人の4つの特徴
一体どういう特徴があると、自分の意思がない人だとカテゴライズされるのだろうか。考えうるものをいくつか挙げてみた。
(1)感情表現が乏しい
無表情で感情表現が乏しい人は、他人から見れば意思を感じられないと思われてしまいがちである。
本人としては精一杯の表現をしているつもりでも、相手にはまったく伝わっていないことも多々ある。
人は、意思と感情が密接に関係していると捉えがちなので、何かの出来事や物事を前にしても表情があまり動かないと、「この人、意思がないのかな?」という気持ちが芽生えてしまうのだ。
(2)反論を含め意見を口にしない
意見を求められる場にいる時や、何かを言われた時に反論が浮かんだとしても、思ったことを口にしなければ相手にとっては意見がない=意思がないと判断されてしまう。
どんなタイミングでも意見や反論を述べろというわけではなく、少しでも思うことがあれば、たとえ口下手だとしても相手に伝えたほうが結果として得する場面だって少なくない。
(3)基本、なんでも断らない
「これしてほしい」「今から来られる?」「ごめん、それキャンセルで」。
そういった言葉に「Yes」を多用するのは悪ではない。しかし、いついかなる時でも「Yes」と答えるのであれば、それは悪となる。
たまに驚くほど寛容であるがゆえに、返答に「Yes」のみを用いる人もいるが、これは少数派だ。
呟いた「Yes」に少しでも違和感を覚えるならば、それは自分の意思が「No」と叫んでいるのを無視しているに違いない。
(4)人の言葉を信じ込みやすい
別の表現をするならば、酷く騙されやすく、自分の意思よりも相手の言葉を信じて行動するのだ。
私たちは年齢を重ねるにつれ、良くも悪くも人の言うことを聞かない、聞いてもその通りに物事を実行しない経験(=意思を貫くこと)が増えていく。
他人の言葉を信じ込む人は、かつて誰もが持っていた素直さと柔軟性を変わることなく持ち合わせているのだろう。
ポジティブな見方をすると、人を信じ込むということ自体が立派な意思と言えるのかもしれない。
上で挙げた4つの例にあてはまると思う人は、あらためて自分を見つめ直す必要がある。
以下では、なぜ自分の意思がないように見えるのか、どう克服すればいいのかについて伝えていく。
見つめ直すという行為は大変ではあるが、「意思がある人」として自分を受け容れ、他人からも受け容れられるようになるために必要不可欠なステップなので、心して取り掛かってほしい。