30代での結婚が20代よりも不利な理由
30代の婚活が20代よりも不利な理由
すべての男性が、「顔や性格は二の次なので、とにかく30代よりも20代のほうがいい」ということを強く考えているとは思えない。
例えば、年齢を隠したパーティーなどであれば、華のない20代女性よりも、華のある30代女性のほうがモテているケースだってよく見かける。
実際には「見た目年齢」を重視する男性は結構多い。
「25歳と30歳では妊娠の確率が〇%も違う……」などと言っている男性だって、目の前に若く見える美しい30代女性が現れたら、「あの人は特別だ」とか「そもそも人によって妊娠の確率は違うから」とか言い出しかねない。
じゃあ、なぜ30代になると婚活で不利になるのだろう?
理由1:年齢でソートをかけられる
私自身、20代半ばで婚活をしていたときのことを思い出してみると、マッチングアプリやWEBの婚活サイトではおびただしい数の男性からのリクエストがあった。その中で、全員と会うことはできないので、とりあえず条件で絞らざるを得ない。
本当は、「年収が低くても、人間性が好きならばいい」とか「学歴が低くても地頭のいい人ならいい」と思っているのに、そういった本質的な部分ではソートをかけることができない。
よって、仕方なく「年収1500万円以上、身長178cm以上、学歴国立大卒以上……。あ、まだまだひとりひとり確認できる件数じゃないな。じゃあ年収3000万円以上くらいにしておくか」というような流れで厳しい条件になっていく。
つまり、男性もこれと同じように、「ひとりひとり確認するには数が多すぎる」という理由から、「25歳以下しか愛せない」というほどの強いこだわりでもないのに、「25歳以下」で検索をしてしまったりするのだと想像できる。
ただ年齢が若い人のほうが、綺麗な人が多い傾向にあるということで、「個」を見る前に30代は切り捨てられてしまうのだ。
理由2:若々しさに欠ける
とはいえ、上記で切り捨てられて嘆いていいのは、「30代にはとても見えない美しい女性」に限っての話になる。
実際に男性に会ってもらえたとしても、「やっぱりシワが気になる」などと男性に思われるようでは、己の魅力不足なのだ。年齢を言い訳にしてはいけないし、残念ながら「年齢ではじかれた!」と文句を言える立場でもない。
もちろん人はみな、いずれ老いていくし、シワも増える。白髪も増える。なのに、そういった仕方のないこと、全員に平等に訪れる「老い」を理由に、結婚相手から除外するのは人道に反するように思えるかもしれない。
しかし、誰だって慈善活動で結婚するわけではないのである。若々しくみずみずしいものは見ていて気持ちがいいものだ。そういったものを選びたくなるのは当然であり、その意向を批判するのはナンセンスだろう。
ただ、時に歳を重ねることで人を魅了するものもある。それは、ただ歳を重ねるだけでなく、歳月とともに何か魅力を身に付けているのだろう。
歳を取って若々しさがなくなるのは仕方がないとしても、ただの老いぼれと思われぬよう、“それ相応の何か”を身に付ける努力は必要かもしれない。
理由3:妊娠の確率が下がる
加齢とともに女性の妊娠の確率は下がっていくといわれている(男性もなのだが)。これも、本人の努力とは無関係なところで差別されているように感じ、嫌な気分になるだろうが、受け入れていくべき事実だ。
男性で婚活をするような人は、子どもを欲しがっていることも多い。そうすると、若い女性を選びがちになってしまうのは仕方ないのかもしれない。
ひどい話ではあるが、これをひどい話だと嘆いても、より一層男性から「30代女性は扱いが難しい」と思われるだけになってしまう。