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1LDK? 2DK? 2人暮らしにおすすめの間取り

中村マリア

大好きな人との2人暮らし。部屋探しをするにあたってポイントとなるのが「間取り」です。2人暮らしにおすすめの間取りと選び方を不動産会社社長の中村マリアさんに教えてもらいました。

「結婚後の生活がイメージできる」「お金がたまる」などの理由から結婚前に同棲を選択するカップルは多いのではないでしょうか。

しかし、同棲前は「大好きな人と毎日一緒にいられるなんて幸せ」と思っていても、いざ2人暮らしを始めたら「なんだか窮屈」と感じることも……。

せっかくの大好きな人との2人暮らしなのですから気持ち良く暮らせる部屋を選びたいですよね。

そこでポイントとなるのが「間取り」。

ワンルーム、1K、1DK、1LDK、2K、2DK、2LDKといった間取りがありますが、どんな間取りの部屋を選べば円満に暮らせるのでしょうか。

今回はこれから2人暮らしを始めようとしている方におすすめの間取りをプロの視点で紹介します。

今まで一人暮らしだった方も、実家暮らしだった方も、パートナーとの新生活をスタートするにあたってぜひ参考にしてみてください。

おすすめ第1位:1LDK

1LDKとは1部屋+リビングダイニングキッチンという間取りのことです。

1LDKの場合はリビングダイニングキッチンの広さは8畳以上。

2LDKや3LDKの場合はリビングダイニングキッチンの広さは10畳以上。

どちらも居間、食事をするスペース、キッチンスペースを合わせた広さです。

1LDKは、一人暮らしの方や、カップル、DINKs(共働きで意識的に子どもを持たない夫婦)などの2人暮らし向けに2000年以降造られ主流となった間取りです。比較的築年数の新しい物件が多いのが特徴です。

元々2DKだった間取りをリノベーションし1LDKに間取り変更している物件もあります。

2人暮らしでの一番人気の間取りといえるでしょう。

1LDKのメリット

・食事をするスペースと寝るスペースを分けることができる
・十分な広さが確保でき家具家電の配置がしやすい
・比較的築年数の新しい物件が多い

1LDKのデメリット

・面積が広いので賃料が高い(都内平均約12万円、全国平均約8万円)
・面積が広い分、掃除をするのに時間がかかる
・エアコンを2台設置する必要がある

おすすめ第2位:2DK

2DKとは2部屋+ダイニングキッチンという間取りのことです。

1DKの場合はダイニングキッチンの広さは4.5畳以上8畳未満。

2DKや3DKの場合はダイニングキッチンの広さは6畳以上10畳未満。

どちらも食事をするスペース、キッチンスペースを合わせた広さです。

常にすべての部屋を相手と共有していると知らず知らずのうちにストレスをためることも……。

たまに一人の時間も欲しいというカップルは2DKを選びましょう(予算に余裕がある場合は2LDKも◎)

2DKのメリット

・食事をするスペースと寝るスペースを分けることができる
・2部屋あるためそれぞれ個室を持つことができる

2DKのデメリット

・大型のダイニングテーブルや食器棚を置くことは難しい
・築年数の古い物件が多い

おすすめ第3位:ワンルーム+ロフト

ワンルームにロフトが付いた間取りです。天井が高く開放感があり実際の広さより広く感じます。

ロフトを物置にせず寝るスペースにすれば、下の空間を食事するスペースにすることができます。寝室を見せずに来客を招くことが可能です。

ただし、建築基準法により、ロフトの天井高の上限は原則140センチメートルまでという規定があるため、ロフトで立ち上がることは出来ません。

ワンルーム+ロフトのメリット

・天井が高く開放感がある

ワンルーム+ロフトのデメリット

・食事をするスペースと寝るスペースを完全に分けることができない
・ロフト部分に熱がこもることがある

おすすめ第4位:ワンルーム・1K

ワンルームとはキッチンスペースが含まれた1部屋だけの間取りのことです。

1Kとは1部屋+キッチンという間取りのことです。部屋とキッチンを仕切る扉があります。

ワンルームや1Kは一人暮らし専用の物件が多いのですが、中には2人暮らしが可能な物件もあります。

ひと括りにワンルームや1Kといっても10畳以上ある広めのお部屋もありますので、相手と四六時中くっついていたいと思う方にはいいでしょう。ただし、自分がそう思っていても、相手は自分だけの時間が必要なタイプかもしれません。よく確認してください。

また、よくあるのが、片方が一人暮らしをしている部屋に片方が転がり込んで気がついたら一緒に暮らしてしまっているというパータン。2人入居が可能な物件かどうか、同居を始める前に必ず管理会社さんや大家さんに確認してくださいね。

ワンルーム・1Kのメリット

・賃料が安価であることが多い(都内平均約6.5万円、全国平均約4.5万円)
・無駄なスペースが少なく部屋全体を有効活用できる

ワンルーム・1Kのデメリット

・面積の小さい物件が多い
・2人入居不可の物件が多い
・料理の臭いが布団につくことも

次ページ:2人暮らしの間取りの選び方

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