やることがない暇な休日におすすめの過ごし方
やることがない暇な休日に家で一人。せっかくの休みだけど趣味もないし……こんな時、どう過ごせば寝る前の罪悪感を減らせるのでしょうか。人気コラムニストであるラブホの上野さんがおすすめの過ごし方を紹介します。
休日なのにやることがない。
普段は6時くらいに起きているのに、土曜日は仕事がないことをいいことに11時くらいに起床。朝ご飯だか昼ご飯だかわからないご飯を食べて、スマホをぽちぽちしていると日が傾き始めてもう夕方。
冷蔵庫に入っている残り物をレンジに放り込んで、ストロングゼロを片手に夕食をとって、そのまま布団に入り土曜日が終了。
こんな休日が悪い休日だとは思いませんが、あまりにも自堕落かつ非生産的であることに危機感を覚える方もいらっしゃることでしょう。
重ね重ねになりますが、私はこのような休日が悪いとは思いません。体力はそれなりに回復するでしょうし、精神衛生的にこういった日が必要であるのもまた間違いないでしょう。
しかし、毎週毎週週末がこのように流れていってしまうことに危機感を覚えているのであれば、何かしらの打開策を講じなくてはなりません。
というわけで今回はこういった休日から脱する方法を解説させていただきます。
やることがない休みの日のおすすめの過ごし方は?
まずは参考程度に、休日のおすすめの過ごし方をいくつか挙げてみます。
(1)本を買う
暇な休日こそ自分を磨く大チャンス! 本を読んで教養を身につけましょう!
なんてことを私は言いません。よほどの本好きでもなければ、本を読むために莫大な精神力を必要とします。精神的に参っている方にそんな過酷な作業をすることなど不可能でしょう。
「本を買う」。私が提案するのはここまでです。とりあえず適当に頭良さそうな本を1冊か2冊買いましょう。
これだけで、夜布団に入る時少しだけ1日の罪悪感が薄れます。「なんもしなかった……いや、勉強用に本を買ったか……」とほんの少しだけ今日という日を肯定できるのです。
(2)映画を流す
薄々勘づいていらっしゃると思いますが、私が提案する「何もない休日の過ごし方」は寝る前の罪悪感を薄れさせるためのもので御座います。
何もすることがないなら、何もしなければいい。しかし人間という生き物は何もしない1日を過ごすとどうしても罪悪感にさいなまれてしまうのです。
ですので「今日はこれした」と思えるものがあればいい。ここで紹介する映画もそうで御座います。
アマプラでもネットフリックスでも何でも構いません。おすすめの1番上にあったやつを流しましょう。見ろとは言いません、流しておけばOKです。
(3)低カロリーなお惣菜で過ごす
こんな日はちょっと豪華なごはんを作ってみましょう!
だ〜か〜ら! そんなことができるなら苦労なんてしません。それすらできないから困っているのです。
しかし逆なら? つまり、準備が簡単なお惣菜を食べて過ごすのです。それも低カロリーの。これもまた1日の罪悪感を薄れさせる効果があるでしょう。
私を含め、世の中の大抵の人はダイエットをいつかすると言っていますので、1日ローカロリーな食事で過ごすと「今日は体重減ったからいっか」と自分を肯定することができるのです。
(4)陶芸教室に行ってみる
陶芸自体をおすすめするつもりも否定するつもりも御座いませんし、「陶芸をすると心がきれいになり、活力が生まれる」みたいなスピリチュアルなことを言うつもりも御座いません。
陶芸教室をおすすめするのは、「予約がほぼ必須」「あまり高くない」「どの街にでも大抵ある」「誰でもそこそこできる」という4つの条件を満たしているからで御座います。
予約したからには行かなくてはと思えますし、他の参加者と一緒に作業する必要もないので面倒くさい人間関係に悩まされることもありません。
さらに数時間で作品が完成するので、達成感や充実感も味わえることでしょう。
(5)バルサンをたく
休日の朝、目が覚めたらバルサンをたきましょう。
これで皆さまの週末が充実することは保証されました。
充実した週末を過ごす方法なのに「バルサンをたく」なんて聞いて意味が分からない方も多いと思いますが、至って真面目で御座います。
強引にでも家から出なければ、「今までと違った休日の過ごし方」はできないでしょう。しかし家から出ろと言って家から出るのであれば誰も苦労は致しません。ですので、バルサンなのです。
バルサンをたけば否が応でも家から出ます。家に入れるようになるまで数時間はかかりますので、どれだけ怠惰な方でも外で過ごす方法を考えることでしょう。
バルサンで怠惰な心も害虫も一気に駆除してしまうことをおすすめします。
(6)映画館で映画を見る
映画鑑賞もまたよくおすすめされる週末の過ごし方で御座いますが、休日の朝に思い立ってそのまま映画館に行けるというのは、元々映画好きな方に限られます。
まぁ嫌いじゃないけど、別にそこまで映画が大好きなわけでもない、というような我々一般人の場合、あらかじめ映画のチケットを購入しておかないと映画館に足を運ぶことはないでしょう。
映画を見るだけであればスマホやタブレットで見ることもできますが、よほどの映画好きでもない限り「1日ゴロゴロと映画を見るだけで終わった」という感想しか抱けないことでしょう。
映画の内容が重要なのではなく「映画館に行って映画を見る」というイベントにすることが重要なので御座います。
重要なのは「イベント」にするということ。
ですので内容は面白くてもつまらなくてもどっちでも問題御座いません。
(7)スマホの電源を切る
充実した週末が送れなかった、とお悩みになる方が実際にどのような週末を送っているかといえば、その多くはスマホに時間を消費されていることでしょう。
ですのでスマホの電源を切れば自ずと違った1日になるのは間違いありません。どうかご安心くださいませ、凡人たる我々に緊急の要件などまず来ません。
スマホがないと何もしないまま1日が終わってしまうと不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に何もしないまま1日を終えることができるのであれば、それはもはや才能。
人間、何もすることがなければ強引に何かをするのです。
まずはスマホを食卓に置いて寝ることから始めましょう。ベッドから手の届かない位置にスマホがあるだけで、皆さまが休日の朝にベッドから出る確率は格段に上がるのです。
▶次のページでは、やることがない休日を変えるための対処法について解説します。