収集癖がある人の特徴6つ。物をため込む心理と治し方
収集癖ある人にはどのような特徴があるのでしょうか? この記事では、心理カウンセラーの高見綾さんに、物をため込む癖がある人の特徴と心理、治し方のポイントを教えてもらいます。
メイク用品や靴など、つい必要以上に集めてしまう……なんて人はいませんか?
収集癖がある人には一定の特徴があります。
今回は、収集癖とはどんなことをいうのか、その心理や特徴について解説します。
物をため込んでしまう癖を見直す方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
収集癖とは? 病気との関連性はあるの?
収集癖とは、特定の物に執着して必要以上に集めてしまう癖をいいます。
ほかの人から見れば「なんでそんな必要のない物を集めるの?」と思われることも多いでしょう。
わたしたちは自分の好きな物を手に入れたくなったり、集めたくなったりしますが、その収集欲が極度に強くなると「収集癖」になります。
癖であるため、なかなかやめるのが難しいともいわれています。通常のコレクターレベルであれば問題ありませんが、中には多額のお金をかけてしまって、部屋の中が集めた物でいっぱいになってしまう人もいるようです。
この度合いが強くなると心理的なバランスも崩れてくることから、強迫性障害など、精神的な病気との関連性も考えられています。
収集癖がある人の心理4つ【男女別】
収集癖は、男性によく見られる癖だといわれています。本やマンガ、ゲームなどをたくさん集めている男性を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
(1)【男性】狩猟本能
男性における収集癖の心理として、まず狩猟本能からくるものが挙げられます。
狩猟時代、男性は外へ狩りに出る生活を送っていました。獲物がたくさん取れれば尊敬されてヒーローになれた時代です。
収集癖の裏にあるのは、こうした本能的な心理。物を集めて欲求を満たそうとしている、という説があるのです。
(2)【男性】優位性を示したい
他人と競って勝ちたいという欲求もあります。
高級腕時計など、よりレアな物や高価な物、みんなから羨ましがられる物を手に入れることで、自分のステイタスを上げようとする心理もあるようです。
(3)【女性】満足感を得たい
女性にも収集癖を持っている人はもちろんいます。
女性の場合は「かわいい物が好きだから集めたい」とか「寂しさや不安を紛らわすために集めたい」と思っているケースが多いでしょう。
キラキラしていてかわいらしいデザインのメイク用品を好んで集めたり、アンティークのジュエリーや、ぬいぐるみ、キャラクターグッズなどを集めたりしている人もいます。
コレクションを人に見せて自慢したい心理もありますが、女性の場合はどちらかというと、「かわいい物を見て自分で満足するため」という目的が多いようです。
(4)【女性】寂しさや不安を埋めたい
また、ついつい物をため込んでしまう人は、寂しさや不安を埋めるためにしているケースが多いです。物を集めている間は、寂しさや不安を感じなくて済みますし、部屋が物でいっぱいになれば安心感があるというのも大きな理由です。