収集癖がある人の特徴6つ。物をため込む心理と治し方
収集癖のデメリット
収集癖には、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか?
(1)支出が増える
物を収集するためにお金を使うことで、支出が増えるというデメリットがあります。
余剰資金の中で収集するのであれば問題ありませんが、収集癖の人は貯蓄や生活費を切り崩してでも物を集めようとする可能性が。
そうなると、生活に影響が出てしまうでしょう。
(2)部屋のスペースを圧迫する
収集する物を置いておくスペースが必要になるため、家の中で場所を取ってしまうこともデメリットでしょう。
実家暮らしや同居人と暮らししている場合には、共用スペースを圧迫して迷惑を掛ける可能性もあります。
(3)人間関係に影響が出る
(1)で紹介したように、収集癖によってお金に余裕がなくなると、節約のために交際費を削ることになる可能性があります。
すると、人間関係が希薄になったり、「付き合いが悪い」と思われて悪影響が出たりするかもしれません。
また家族がいる場合は、生活費などを巡ってケンカになる可能性も考えられます。
収集癖の治し方は? 3つの対処法
収集癖によって金銭的に困っている、心の状態がアンバランスになっているなど、苦しさを感じている人もいることでしょう。
物を集める癖を直していくためにできることとは? まずは日々の中でこれらのことを意識してみてください。
(1)コレクションを客観的に把握する
まずは、自分がどれだけ物を集めているのかを知ることから始めてみましょう。
例えばリップをたくさん集めている人であれば、それを一カ所に集めてみます。すると、「思っていたよりもいっぱいあった」と気づくことがあるかもしれません。
その上で1年以上使っていない物、目にしていない物は手放してみるなどのルールを検討してみましょう。
(2)使える金額や量に制限を設ける
ルールがないと、欲しいと思えば際限なく集めたくなってしまうもの。
そこで、一カ月にいくらまで、この場所に置ける分だけなど、制限を設けてみましょう。「制限の中でめいっぱい楽しもう」と発想を切り替えてみると、過度にのめり込まずに済みます。
(3)収集以外のストレス発散方法を見つける
収集癖は寂しさの穴埋めやストレス発散の1つでもあります。
したがって、収集以外のことで楽しみを見つけられたり、自分を表現して心が満たされたりするようなことがあれば、収集に対するこだわりが自然と減っていく可能性があるのです。
コレクションはどうしても自己完結してしまいがち。人とのつながりを取り戻し、楽しみを見つけていくのがおすすめです。友達や恋人との時間を増やすなどして、誰かと一緒に楽しめることを見つけていきましょう。
収集癖の心理を理解して対策しよう
収集癖の裏には、好きな物を集めることによって自己満足したり、寂しさや不安を埋めたりと、さまざまな心理があります。
通常のコレクションレベルであれば、とくに問題はありませんが、もし物をため込む癖をやめたいと思っているのであれば、前述の通り、ほかに心が満たされるような場所を見つけていくことが大切です。
物を収集すること以外に自己表現ができたり寂しさが埋まったりすることがあれば、自然とため込み癖が手放せるようになるかもしれません。
(高見綾)
※画像はイメージです
※この記事は2020年02月07日に公開されたものです