自分に自信を持つ方法5つとは? 根拠のない自信を持つメリット【心理学】
根拠のない自信を持つメリット
自信には、「根拠のない自信」と「根拠のある自信」があり、どちらも大切なものです。
「過去モテたから、これからもすぐ相手が見つかるだろう」とか、「勉強は得意だから、今回の資格も取れるだろう」というように、過去の経験や実績などによる根拠をもとに育まれるものが、根拠のある自信です。
根拠のある自信は、努力して成功体験を積み重ねていくとどんどん自信がついてくるのがいいところですが、欠点としてはあくまでも条件付きのものであるということです。
もし、仕事ができるという自信があったとしても、自分よりはるかに優秀な人が現れたり仕事で失敗したりした場合には、その自信はグラグラと揺らいでしまいます。
「仕事ができる」という要素がなくなったとき、自分に価値を感じられなくなる恐れがあるのです。
これに比べて根拠のない自信は、「理由はないけどうまくいく」とか、「なんとかなる。どんなことが起きても自分は大丈夫」と思えるような感覚をいいます。
この感覚には、「自分はここに存在していてもいい」という絶対的な信頼と安心があります。何があっても自己価値が揺らぐことがないので、うまくいかないことがあっても、それでも大丈夫だと思えるので何回でも立ち上がることができます。
私たちは、希望がないと行動するモチベーションが湧かないものです。もし自分に自信が持てなくて「どうせうまくいかないだろう」「私には無理だ」と思っていたとしたら、対人関係や恋愛では心を閉ざし、仕事にも消極的になってしまうでしょう。
根拠のある自信だけの状態でも、その自信はちょっとしたことで失われてしまう恐れがあるので脆いものです。
どんなことがあっても揺らぐことがない根拠のない自信を持つことができると、何事にも安心感を持って取り組むことができるでしょう。
根拠のない自信の注意点
ただし、根拠のない自信を持つことには注意点もあります。
「きっとうまくいくだろう」「なんとかなるだろう」と思えることはとても大切です。
しかし、根拠のない自信を過信しすぎて努力を怠たり、何も行動を起さずに運任せのような状態になると、現実はうまくいかず、何も形にならないでしょう。
根拠のない自信をベースに持ちながら、様々なことを経験して実績を積み、根拠のある自信も両方育んでいくのがバランスのいいあり方です。
客観的な視点を持ち、地に足をつけてコツコツと努力をすることを忘れないようにしたいものです。
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