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日曜の夜が憂鬱……。暗い気持ちを吹き飛ばす方法 #お仕事ハック

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回は「日曜の夜が憂鬱」という女性のお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

日曜の夜が憂鬱

平日勤務なのですが、毎週日曜の夜が憂鬱です。翌日からの仕事のことを考えて、眠れなくなったり、ため息ばかりついてしまいます。こんな私は、日曜の夜は何をして過ごせばいいのでしょうか。

「ワカル!」と、今これを読んでいる世界中の人が共感していると思います。日本語が読めれば(笑)。

それくらい、日曜の夜は多くの人がアンニュイになりがち。そんな夜があるのは人間なので当たり前。まずは気にしすぎないのが大事です。

それでも、眠れなくてつらい場合。この憂鬱は次のうちどっちだろう? と考えてみてください。

A.わけもなく憂鬱
B.わけあって憂鬱

それぞれのケースにおける解決策を、私の経験談をもとに教えます。

「日曜夜の憂鬱」の解決策2パターン

「A.わけもなく憂鬱」の解決策

まずA。職場で悩みや問題があるわけではないのに、なぜだか憂鬱になってしまう。

この場合、バイオリズムや天気などが影響している可能性も高いので、深く考えず、あなたが元気になれるものに触れる。お笑いのDVDとか、YouTubeのオモシロ動画とか。

あるいは、勇気をもらえる映画・漫画作品に触れる。過酷な状況に陥っても耐え抜く主人公が出てくる話とか!

私は昔、憂鬱になると、少女漫画史に残る金字塔と言われる作品『風と木の詩』を読んで、「セルジュのつらさに比べたら!」と思うようにしていました(マジです)。

明るく真面目な少年セルジュが、魔性の美少年ジルベールに出会って人生が激変。いろいろなものを失うセルジュがあまりに不憫で、それに比べたら自分のつらさなんて! と勇気をもらったものです。

結構仰天する内容かもしれませんが、物語としてのおもしろさもハンパないので、読んでいるうちに自分の憂鬱を忘れる可能性があるという点でもおすすめです!

「B.わけあって憂鬱」の解決策

続いてB。わけあって憂鬱、の場合。こんなときは、自分の気持ちを書き出してみる。これは今でも私、やってます。

まず、憂鬱を感じはじめたのは何がきっかけ? と、起点になった出来事や人の発言などを書き出す。それによってどう感じたかも書き出す。自分はどうしたいか、どうなりたいかも書き出す。

つまり、憂鬱の原因と自分の欲求をハッキリさせるのです。「自分は○○がつらいんだ。そして△△したいんだ」と明確になるだけでも、かなりスッキリします。

その上で、翌日以降に取るアクションを考える。もし、あなたの欲求が「××ができるようになりたい」など仕事のスキルに関することなら、それを学ぶ本を買う。あるいはそれが得意な同僚や先輩に相談する。

人間関係や心構えなどに関する憂鬱なら、先輩や上司、信頼できる友人などに話を聞いてもらう。

どこにも相談できる相手がいないなら、自分と似た憂鬱を抱えている人や、似た境遇にある人の文章を読む! 本を買うのでも、ネットで検索して誰かのブログやコラム記事などを読むのでも。

ネットで探す場合、Yahoo!知恵袋や発言小町など、特定のテーマに関してみんなが意見を投稿しているサイトも個人的にはオススメです。

参考にすべき意見を取捨選択する必要はありますが、「同じことで悩んでいる人がこんなにいる」「みんないろんな思いがあるんだな……」と知ることは、鬱屈の軽減につながるので。

憂鬱マネジメントを磨いてパワーアップ!

眠れぬ夜は、あなたの憂鬱マネジメント力を磨く時間。憂鬱→対処→安定、の経験を積み重ねれば、徐々に自分に自信がつき、夜だけでなく昼の憂鬱も減っていきます。

「今、自分パワーアップ中!」と前向きに捉えていきましょう!

POINT.

・「A.わけもなく憂鬱」なのか「B.わけあって憂鬱」なのかを考える
・Aなら元気や勇気がわく作品に触れ、Bなら自分の気持ちや欲求を書き出す
・話を聞いてもらう、同じ境遇の人のブログや記事などを読むのも◎
・眠れない夜は、憂鬱マネジメント力を磨く時間!

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2020年01月05日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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