初代は平均視聴率21％！　新作アニメ「ガッチャマン」を100倍楽しむトリビア・7選

名作アニメ『科学忍者隊ガッチャマン』が、新作アニメとなって生まれ変わるそうです。新しいガッチャマン『ガッチャマン クラウズ』(日テレ系・7月12日スタート)は、2015年の東京を舞台に、主人公の女子高生・一ノ瀬はじめが、ガッチャマンとして仲間たちとともに地球を守るお話。今回は、「ガッチャマン」にまつわるトリビアを色んな切り口からご紹介します！

●初代『科学忍者隊ガッチャマン』は高視聴率！
1972年10月から1974年9月まで放映され、平均視聴率約21％、最高視聴率は26.5％という人気番組でした。ちなみに、日本アニメ史上の最高視聴率は『鉄腕アトム』(1963年から1966年まで放送)の40.3％。こんな化け物級の数字を破るアニメはこの先出てくるんでしょうか……。新しいガッチャマンにも期待しましょう！

●「ガッチャマン」の名前にまつわるエトセトラ
『溺れるナイフ』や『テケテケ★ランデヴー』などで知られる漫画家・ジョージ朝倉のペンネームは、『科学忍者隊ガッチャマン』コンドルのジョーの本名・ジョージ浅倉に由来しているんだとか。ちなみに「ガッチャマン」の名前の由来は、音にしたときにインパクトのあるもの、ということで物が壊れるときの“ガチャン”から取ったんだとか。その他にも、ガッツとマンの合成語、機械同士が合体する音、など諸説あるようです。

●「ガッチャマン」はひとりだけ!?
初代ガッチャマンでよく間違えられるのが、「ガッチャマン」とは組織全体を指すのではなく、科学忍者隊のリーダーの称号ということ。厳密に言えば、リーダー・大鷲の健以外の4人は「ガッチャマン」ではなく、単に「科学忍者隊の隊員」なんです。

●“誰だ、誰だ、誰だ～♪”誰もが知ってる名曲
ガッチャマンといえばこの“誰だ”で始まるテーマソングが有名。 映画『かもめ食堂』(2006年公開)では、小林聡美扮するサチエが“誰だ、誰だ、誰だ～♪”以降の歌詞がどうしても思い出せず、悶々とする姿が描かれています。その後の、片桐はいり扮するミドリがすべての歌詞を完璧に歌い上げるシーンには、思わず笑ってしまいます。あなたは全部歌えますか？

●ゆるゆるアニメ『おはよう忍者隊ガッチャマン』
新作ガッチャマンが話題になる中、ひそかな人気を集めていたのが『おはよう忍者隊ガッチャマン』です。同作は今年3月まで日テレの情報バラエティ『ZIP!』内で放送された約1分間のショートアニメで、初代ガッチャマンをコメディタッチに仕上げたもの。朝6時台の放送にもかかわらず、独特のゆるい笑いが病みつきになり、早起きして見る人が多かったんだとか。スチャダラパーのBOSEや電気グルーヴのピエール瀧が声優を務めていたことでも話題でした。

●ガッチャマンの宿敵、ベルク・カッツェとは!?
初代ガッチャマンに引き続き、新ガッチャマンでも登場する悪役のベルク・カッツェ。科学忍者隊と敵対する組織の首領ではあるが、ピンチに陥ったら部下を見捨てて逃亡する、といった器の小ささから人望は薄く、敵役ながらもその味わい深いキャラクターで人気を集めていました。また、甲高い声や変装趣味(特に女装)もベルク・カッツェの特徴。初代では性別不詳の人物として描かれ、前述の『おはよう忍者隊ガッチャマン』では、オネエ口調で登場していました。新アニメでは一体どんなキャラクターとなって現れるのか楽しみですね。

●夏には実写映画も！ 相次ぐ実写化にファンはうんざり!?
今夏公開予定の実写版『ガッチャマン』では、松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽など今旬な若手俳優ら起用されました。すでに予告編が公開されていますが、ネット上の声を拾ってみると、「こんなのガッチャマンじゃないよ～」などの意見が。近年、アニメや漫画を実写化した作品が増えていますが、そのたびにファンの間では賛否両論が巻き起こっています。特に、作品への思い入れが強いほど「イメージと違う！」と批判するファンは多いようです。

タツノコプロは昨年10月に創立50年を迎え、その記念として、展覧会「タツノコテン」やコンセプトショップ「タツノコバー」のオープンなど、様々なスペシャル企画を展開しています。新アニメ『ガッチャマン クラウズ』や夏公開の実写版『ガッチャマン』にかける意気込みも相当なものでしょう。今年はガッチャマンイヤーになること間違いなし！

（宇山公子／サイドランチ）

※この記事は2013年06月26日に公開されたものです