想像力とは? 欠如する理由と簡単に鍛える方法
想像力を鍛える方法
では、どうすれば想像力が鍛えられるのか。想像力を鍛える方法を5つお伝えします。
1.情報を取捨選択し過ぎない
スマホが普及しニュースも情報も取捨選択できるようになりました。しかし、好きな情報しか「見ない、聞かない」では、リスク管理への想像力は培われません。ニュースはひと通り目を通す習慣をつけてみましょう。
2.別の立場から物事を見つめてみる
ドラマや映画などを見る際に、ある人物に照準を定めてその人物目線で見てみることをしてみてください。ポイントは感情移入しやすい人ではなく、なるべく反発を覚えるキャラクターでやってみること。
なかでも、初めてみるものではやりづらいと思いますので、複数回見たものがおすすめです。
3.人に対して食わず嫌いをしない
一度も体験せずに「そういう集まり無理」「あの人苦手」といった感覚で人を避けることはやめましょう。
体験しないで難癖をつける癖は想像力が磨かれないだけでなく、僻みや妬みといった負の感情を増幅させるので自分自身も辛くなってしまいます。
4.コスト意識を持つ
コスト意識を持つためには計画を立てなければなりません。
この「計画を立てる」ということが、様々なことへの想像力につながっていきます。考えるだけでなく実際に家計簿をつける、使用用途別に袋を分けて使う、など身近なことから実践してください。
5.目的意識を持つ
たとえば会議の資料を作るという業務を任されると「いかに見栄えがする資料を作るか」にこだわってしまう人がいますが、目的は「見た目の美しさ」ではありません。
本当の目的は、「その会議で何を伝えたいのか」ということです。仕事をする際は、物事を「遂行する目的」を常に意識するようにしてみましょう。
想像力が仕事を円滑に進める
いかがでしたでしょうか。「仕事で必要とする想像力」に限ってみると、まるで経営者のような視点を持たなければならないではないかと、うんざりした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、私たち誰もが自分の人生の経営者です。考えることは時に苦しく面倒なことですが、仕事だけでなく自身の人生そのものをより豊かにするために、ぜひ考えることを放棄せず、想像力を育てていってください。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
※この記事は2019年12月20日に公開されたものです