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緊張しやすい人の特徴5つとは? 性格の克服方法

小日向るり子

緊張しやすい性格を克服する方法

次に、「緊張しやすい性格」を克服する方法を紹介します。

(1)いい人に見られたいという思いを捨てる

前述したように、緊張しやすい人は「他人から見られている自分」がいい人であろうと頑張り過ぎる傾向にあります。ですが、まずは誰とでもうまく付き合おう、いい人であろうとする気持ちを捨てましょう。

あなたがいい人でありたいと行動したことが、ある人にとってはお節介と受け止められる可能性もあります。つまり、いい人とは自己満足でもあるのです。人を騙したり裏切ったりイジめたりしなければ、それでいいのだと思ってください。

(2)経験を積む

苦手なものに対して、「苦手だから、嫌だ」と避けていたらずっと苦手のままで緊張感も続きます。

緊張から逃げるのではなく「緊張したけどなんとかできた」という経験を積んでいくことが大切です。

慣れるまでの機会がないという方も、司会やスピーチを頼まれたら経験を積むためだと思って引き受けてみましょう。一度でも経験するとしないでは、見える世界がちがってきますよ。

(3)繰り返し練習する

スピーチや発表会などであればとにかく練習です。練習量は裏切りません。前述した「緊張したけどなんとかできた」という状態になる確率も練習量に比例して上がります。

(4)他人は自分が思うほど自分を気にしていないことを知る

毎日通勤している方、最近レジャー施設やショッピングに行かれた方は思い出してみてください。すれちがった人をどの程度覚えていますか? さっきすれちがった人でも思いだせないという場合がほとんどでしょう。

学生時代の校長先生の話も、友人の結婚式でのスピーチも、よほどインパクトのある話でなければ覚えていませんよね。自分から見た他人がそうであるように、他人から見た自分もその程度なのです。

このように物事を考える際、相手側に立ってみるという客観性を身につけておくと、無駄に緊張しなくなります。

緊張しやすい性格は日々の訓練で直る

一生懸命考えた言葉や伝えたい内容が緊張のために伝えられないことはもったいないですよね。緊張を抑えようと自分を抑制するよりも、「言いたいことを伝えて本来の自分自身を発揮しよう!」と前向きに考えて練習に取り組んでください。

また、それでも本番前の緊張はつきものです。そういうときはぜひ今回の緊張を和らげる方法も参考にしてくださいね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

※この記事は2019年11月19日に公開されたものです

小日向るり子 (心理カウンセラー)

心理カウンセラー
フィールマインド 代表カウンセラー
正社員をしながらボランティアの電話相談員をしていました。「どんな電話も切らない」理念の中で恋愛、自死、癖、愚痴、いろいろな話を聴かせて頂きました。資格取得後はハラスメント相談員を経て現職。相談件数は2200件を超えます。悩みに大小はありません。

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