お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

理不尽な上司の特徴と対応方法。ストレスなく付き合うには?

小日向るり子

理不尽な上司に振り回されない付き合い方

それではまず、理不尽な上司に振り回されないためにどう付き合っていけばいいのか。まずは、大切な心構えをあげていきます。

(1)変えられるのは、上司ではなく自分だと認識する

人が変われるときというのは、「自らが変わりたいと願い、変わるために努力する」こと以外にありません。

組織で上の立場の人間はただでさえ奢りがありますので、上司が自ら変わろうと努力するタイミングを待つことは確率が低い他力本願です。

そもそも人間の自我は18歳くらいまでに形成されますので、成人した人間の人格や基本的な性質を変えようとすることは非常に難しいことなのです。

したがって、まず『自分が変わるのだ』という決意を固めてください。

(2)将来を見据える

これは仕事としての目標というよりも、人生における目標のことを差します。

「自分はどう生きていくのか」という自分の中の理念を定めるということです。

自分の会社を作りたい、貯金が○円たまったら移住したいといった明確な目標でもよいですし、結婚してもひとりで生きていける経済力は持っておきたいといった生き方でも構いません。

自分の中に軸があると、上司の存在は人生の通過点にすぎないことに気づき、上司の言動に心が振り回されなくなります。

(3)相手もひとりの人間であることを理解する

日常でイライラしたことがあると言いやすい人にあたってしまったり、矛盾した行動をとってしまったりといったことは誰にでもありますよね。

上司も同じひとりの人間です。

組織上、上の立場にいるからといって道徳的に完璧であるということではないのだと理解しましょう。

また「相手もただの人間だ」と心得ておくと、上の立場の人であろうと言うべきことは進言する強さも自分の中に生まれます。

次ページ:理不尽な上司に責められたときの対応

SHARE