日本には古来より、特別な年や不運が多いとされる年があります。
厄年もその1つであり、それがどんな年か知っておくと、さまざまな予定が立てやすくなるでしょう。
この記事では、厄年にやると良いこと・やってはいけないこと、おすすめの過ごし方について解説します。
■厄年とは?
「厄」という言葉には災難や不幸という意味があります。そして^「厄年」とは、大きな災難や不幸を避けるために、普段より慎んで過ごすべき年のこと^です。
厄年は「本厄」ともいい、最も気をつけなくてはいけない年。そして、本厄の前の年を「前厄」、後の年を「後厄」と呼び、これらの年も注意して過ごすのが良いとされています。
厄年の中でも「大厄」は、最も災難や予想外の出来事が多いと予想される年です。^数え年で男性は42歳、女性は33歳が大厄にあたります。^
☆男性の厄年
*前厄:24歳、41歳、60歳
本厄:25歳、42歳(★大厄)、61歳
後厄:26歳、43歳、62歳*
☆女性の厄年
*
前厄:18歳、32歳、36歳
本厄:19歳、33歳(★大厄)、37歳
後厄:20歳、34歳、38歳*
■厄年にやると良いこと
災難が多いとされる厄年ですが、どんなことを心掛けると良いのでしょうか? ここでは、厄年にやると良いことを紹介します。
◇(1)神社やお寺で厄払い・厄除けをする
^厄年には、厄払いや厄除けをしましょう。^
これらは、災厄をもたらす罪や穢(けが)れを払うために、お祓いを受けたり身を清めたりすること。神社で行われるものを厄払い、お寺で行われるものを厄除けと呼びます。
厄年の人は、祈祷を受けることで気分が晴れやかになるかもしれませんよ。
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◇(2)部屋の整理整頓をする
厄年は、心の切り替えをして自分自身を見つめなおす時期でもあります。
そのため、^ぜひ部屋の整理整頓をしてみましょう。^そうすることで、自分の頭や心の中も整理することができるはず。
厄年は新しい物を買うのにはあまり向きませんが、いらない物を手放すのには良いタイミングです。^不用品は思い切って処分し、本当に必要な物だけを持つようにしましょう。^
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◇(3)リラックスできる時間をたくさん持つ
厄年は、ちょっとしたことでも心が不安定になりがち。
イライラしたり、周囲の人と対立したりしないよう、^リラックスして過ごすことを心掛けましょう。^
朝日を浴びながらゆっくり朝食を摂ったり、月を眺めながらお酒を飲んだりしてみてはいかがでしょうか。くつろげる時間を大事にしてみてください。
■厄年にやってはいけないこと
続いては、厄年にやってはいけないことを見ていきましょう。
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◇(1)転職
厄年は、人間関係のトラブルが起こりやすくなります。
新しい職場の人間関係になじめず、思うように力を発揮できない可能性も。そのため、^転職は避ける方が良いでしょう。^
◇(2)旅行などの大きな移動
厄年の期間は、体力を消耗しがちです。そのため、^疲労がたまりやすい旅行などの大きな移動は避けた方が無難です。^
トラブルも起こりやすい時期なので、特に海外旅行は避けることをおすすめします。
◇(3)家の新築やマンションの購入
^新しく家を建てたり、マンションを購入したりするのは避けた方が良いでしょう。^
厄年は、判断力が鈍りやすい時期とされています。そのため「望み通りの住居とは違った……」と、後で気づくことになる可能性がありそう。
どうしても引っ越しをする場合は、借家に住むことをおすすめします。
■厄年に心掛けたいことは?
厄年は心身の疲労がたまりやすく、体調を崩しやすかったり、予期せぬトラブルに見舞われやすかったりということがあります。
そのため、^いつも以上に健康を気に掛け、規則正しくバランスの取れた食生活を心掛けましょう。^この機会に、定期健診を受けるのもおすすめです。
出産が厄年と重なる場合、不安になる方もいるかもしれません。しかし、^厄年の出産は悪いことではないので安心してくださいね。^
□厄年にやると良いことを知れば過剰に恐れる必要はない!
厄年とは、人生における節目の年。通過儀礼として捉え、過剰に恐れる必要はありません。
ただ、何かきっかけがないと、神様や仏様を敬い感謝することを忘れがちですよね。厄年は、自分の生き方をじっくり見直し、感謝する期間といえるかもしれません。
厄年を迎えるにあたって不安に思うこともあるでしょうが、人生の充電期間だと思って前向きに過ごしていきましょう。
(紅たき)
※画像はイメージです
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