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認められたい、ほめられたい! 承認欲求が強すぎる人の特徴と対処法

平松隆円(化粧心理学者)

“なぜ承認欲求が強くなってしまうのか”の仮説

誰もがもっている承認欲求ですが、それが強めの人が身近にいると、めんどくさいな~と感じてしまうことがあるでしょう。なぜ承認欲求は肥大してしまうのでしょうか。

“承認される基準”があいまい

認められたい

昔であれば、人から認めてもらうための条件は、ごくシンプルでした。学歴、家柄、経済力などです。承認されるためにみんなでしているゲームが同じなので、わかりやすかったわけです。そして、勝ち負けもはっきりしていました。負けた人は、あきらめもつけやすかったのです。

ところが現代では、承認される基準があいまいです。学校の成績で負けたとしても、SNSの“いいね”で勝てば、承認欲求を満たすことができます。つまり、みんながそれぞれの得意分野で認められる、ということが起きるわけです。こうなると、特に、「賞賛獲得欲求」を満たすことはむずかしくなります。

「あの人、インスタのフォロワー数は多いかもしれないけど、私のほうがリアルの友だちは多いもん。いい気にならないでよ」となるわけです。自分が勝っているはずなのに別の基準では向こうが勝り、“自分の勝ち”の影が薄くなることが不快なわけです。

自分だけでなく、相手も勝ってしまう

認められたい

自分が勝っているのに、別の土俵の勝負で負けて、自分の勝ち薄まることが不快なのは、相手も同じ。いわば嫉妬なのでしょうが、嫉妬心を相手がおさえていたのは昔の話。上述したように、現代は、自分が認められる基準というのが非常にあいまいで、もう、なんでもありなのです。ですから、子どものケンカみたいに、次から次へと承認される新たな条件を持ちだしてきます

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