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気にしすぎる性格の原因と改善方法【心理カウンセラーが解説】

小日向るり子

気にしすぎる性格とポジティブに付き合う方法

気にしすぎる性格を受け止めてポジティブに付き合うには、以下のことを試してみてください。

1.打ち明けてみる

気にしすぎる性格を短所と捉え、1人で抱えて悩んでいる人もいるはず。しかし、思い切って誰かに打ち明けてみても良いのではないでしょうか。

自分では短所だと思っていた性格も、友達目線で見ると「細かいところに気配りができる」など、実は長所でもあることに気づけます。

また、相手からの返信が遅いことに「気に障ることを書いてしまったのではないか」と気にしているとします。

その場合、「私は気にしすぎる性格だから、気に障ることを書いたのか心配になってしまって……」と正直に伝えてみると、相手が理解してくれて返信を早めてくれるかもしれません。

コンプレックスは1人で抱え続けるより、思い切ってカミングアウトしてしまった方が楽に生きられるようになることが意外と多いものなのです。

2.仕事を選ぶ

気にしすぎる性格をポジティブに受け止めやすい職業を選択するのも手です。

仕事ですから楽しいことばかりではありませんが、接客業やサービス業はよく気にする性格傾向が顧客への気配りにつながり、高評価を得られるかもしれません。

また、ルーティン業務主体の仕事は一定の作業をこなせばそれ以上の気遣いを必要としないことが多いため、気にしすぎる性格へ焦点を当てずに働けます。

仕事は1日のうち多くの時間を費やすものですので、性格にできるだけ合った職業を選択するのは大切な視点といえます。

3.住環境を選ぶ

生活する環境を選ぶことも大切です。例えば、防犯設備が整っていない家などは、外の音や隣人の気配などが気になりすぎて、なかなか安心できないかもしれません。

このような環境では心地良い生活が難しくなったり、調子を崩してしまったりする恐れも。

逆に、住環境を整えれば気にしすぎる性格に拍車がかかることもなく、コンディションを維持しやすくなると考えられます。

 

気にしすぎる人は自分の性格を分析してみて

いかがでしたでしょうか。

忙しい日常では「この性格が嫌だ!」と思っても、そうなる原因や対処法などをじっくり考えることなく過ぎてしまうことも多いと思います。

しかし、まずは今回あげた原因から自己の性格をじっくり考察してみましょう。

自分の性格に悩んでいる方は、つい「変える」ということに注力してしまいがちですが、そもそも成人してから性格を変えることは簡単ではありません。

変えるべきことと受け入れるべきことがクリアになったら、まずは「受け入れる」ことを意識しましょう。

変えるべきものは少しずつです。焦らずにいきましょう。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

※この記事は2019年05月30日に公開されたものです

小日向るり子 (心理カウンセラー)

心理カウンセラー
フィールマインド 代表カウンセラー
正社員をしながらボランティアの電話相談員をしていました。「どんな電話も切らない」理念の中で恋愛、自死、癖、愚痴、いろいろな話を聴かせて頂きました。資格取得後はハラスメント相談員を経て現職。相談件数は2200件を超えます。悩みに大小はありません。

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