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好きなものがない私。「受け身」「流され」恋愛体質を克服したい

関由佳

好きなものがない人が注意したいこと4つ

このように“好きなものがない”という状態になっている人は、はたから見れば「気使いをしてくれるいい人」と思われがちですが、裏を返すと「自分の意見がない」とも言えます。

立場や状況によっては、相手や自分自身を苦しめることも。

“好きなものがない問題”がどんな影響を与えるのか、いくつか挙げてみましょう。

責任を押し付けられる

好きなものがない

「好きなようにしていい」と答えると、相手に選択責任が及びそうに感じますが、場合によっては真逆になることもあります。

相手はあなたの言葉を「OK」と解釈し、何か問題が起きたときに「あなたが『好きにしていい』って言ったから」と責任を押しつけてくることに。

つまり、相手任せの言葉は、自分にも責任が発生する状態を作り出すということ。しかも、自分の意志ではない決定事項の責任を負うことになるのです。

すべての主導権を握られる

好きなものがない

恋愛などの人間関係において、主導権を相手にゆだねるのは楽ではありますが、不満を感じても言えない立場になってしまいます。

食事のメニューやデートの場所にこだわらないという程度なら、相手に任せていてもそれなりに楽しく過ごせそうですが、告白や結婚、別れといった大きな節目のときに相手に主導権を握られっぱなしでいると、思ってもみない方向に話が進んでいくことも。

たとえば、本当に好きな人かどうかわからないのに告白を受けてしまった、結婚する気はまだなかったのに相手の親と会うおぜん立てをされてしまった、自分の気持ちをろくに聞かずに相手に別れを告げられた……などです。

普段から主導権がない立場だと、重要な局面においても、その関係性は変わりません。むしろ、相手が通したい要望であればあるほど、立場は弱くなるでしょう。

「なんで話を聞いてくれないんだろう」と思っても、その関係性はそれまでの自分が作り上げたものなのです。

相手をイラ立たせる

好きなものがない

恋人やパートナーなら、相手の気持ちを知りたいと思うのは自然なこと。特に人生をともに生きたいと思う相手ならば、なおさら一緒に考えて選択をしていきたいと思うはずです。

しかし、何を聞いても相手が「なんでもいい」「好きなものでいいよ」しか答えないと、最初こそ「気を使ってくれている」と思えても、その主体性のなさにだんだんとイラ立ちを覚えるようになります。

意見がないということはつまり、無視されるようなもの。相手は無責任につき放されたような気持ちになり、悲しみを募らせ、やがてそれが怒りに変わっていくことも

「好きなものがない」という立場からすれば、気を使って自分の意見をあえて言わないということもあるでしょうが、それは見当違い。相手は「意見を交わしたい」「一緒に選びたい」と思っているので、 “のれんに腕押し状態”のあなたに、相手はフラストレーションをためてしまいます

場合によっては、別れの原因にもなるでしょう。

自分にストレスがたまる

好きなものがない

いくら好きなものがないといっても、人間ですから、やはり嫌なことはあるはず。

「こんなはずじゃなかったな」「ガマンしなければよかった」とふり返るたびに、後悔や苦しい思いをするでしょう。

また、日ごろから相手に合わせて自分の感情をガマンする癖があると、不満が積もりストレスとなって、ひどいときは心を病むことも。

こだわりや執着がないのは周りにとって「楽」でも、ただ流されて自分の意思と異なる決定を受け入れることは、ときに「苦しみ」をもたらすのです。

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