お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

取扱注意。「あまのじゃくな男性」の特徴と原因

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー)

あまのじゃくな男性になった背景

あまのじゃくな男性は基本的に、思っていることを言えないかつ、言わない上に、口が悪いことが多いです。

彼の「してくれていること」に目を向けることができないと、気持ちがわからず振り回されてしまいます。

では、なぜ彼らはあまのじゃくな性格になってしまったのでしょう。

原因(1)幼少期に感情を抑圧されていた

理由のひとつに、育った環境が考えられます。

小さいころから感情を抑圧する生活を余儀なくされていた人は、思っていることを言えないまま大人になることが多いです。

親が子の主張をことごとく受け入れなかったり、支配的で否定的だったりするとそうなりやすいのですが、中には、「親が大変そうだからワガママを言えない」という理由で、感情を抑圧していた人もいます。

そして、あまのじゃくな男性は「他人に悪ふざけを過剰にする」「人の意見を認めたら負けだと思っている」「自分の本当の気持ちを認めたくない」という子どもっぽい一面があることが多いです。

これは、子ども時代に感情を抑圧していたことで、大人になってから子どものときにできなかったことを無意識にしているケースがあります。

原因(2)反動形成

自分の気持ちと正反対のことを言うのは、反動形成が原因です。

反動形成とは、本心を隠すために本心とは真逆の行動を取ってしまうことでして、自分を守るための防衛手段になります。

あまのじゃくな男性が、彼女のことを大好きなくせに大嫌いだと言ったり、本当はほめたいのにディスったりするのが反動形成に該当します。

なぜ、これが防衛手段になるのかというと、「女に好きと言うのはカッコ悪い」「ベタベタするのは恥ずかしい」「ほめて調子に乗られたら負けた気がする」といった、自分の価値観を守りたいからです。

ほかにも、「好きだと認めたくない」から真逆の言動をしているケースもありますが、恐怖や不安から攻撃に出ている場合もありますね。

なぜ恐怖や不安を感じるかというと、自分は好きだけど相手は好きじゃないかもしれないので、そうすると傷つくのは自分ですよね。

そこで、自分を守るために、素っ気なくしたり冷たくしたりといった攻撃に出るわけです。

小学生の男の子が、好きな女の子に意地悪するという例がわかりやすいのではないでしょうか。

原因(3)相手の気持ちを試している

また、彼らがひどいことを言ってくるのは、「自分のことをどこまで受け止めてくれるのか?」を無意識に試していることが、理由のひとつとして考えられます。

子ども時代に感情を抑圧されていると、親が丸ごと受け入れてくれたという実感を得られていないことが多いので、親でさえしてくれなかったことを、他人がどこまでしてくれるのかわからないんですよね。

ちなみに、親がちゃんと受け入れていても、成長過程で子どものことを叱ったり怒ったりしなかった場合、思春期に中二病をこじらせたまま大人になったあまのじゃくタイプもいます。

そういう男性は、わざと人に逆らうような言動をしたり、みんなが楽しんでいる場面でも一匹狼を演じたりしているのですが、「異端児な俺カッコいい」というしょうもない心理が元になっています。

親は子どものことを愛していても、「あんたそれ、カッコいいと思ってやってんの?」「もう恥ずかしいからやめなさい」と注意してないと、中二病こじらせタイプのあまのじゃくな男性になることが稀にあるんですよね。

このタイプの人は大人になって、「俺、超カッコ悪いじゃん!」と気づいて軌道修正をし、同窓会などで級友と再会して「お前、そんなキャラちゃうかったやん!」と言われることがしばしばあります。

参考記事はこちら▼

あなたや気になる人の「あまのじゃく度」を診断でチェックしてみましょう。

次ページ:あまのじゃくな彼氏と上手に付き合う方法は「素直」になること

SHARE