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気持ちよく退職するには? 引き止められたときの対処法

水谷育恵(特定社会保険労務士)

【番外編】強引な引き止められ方をしたなら……

もし、先述のように会社から脅しのような引き止めにあった場合、その引き止めは法律に触れるケースもあります。どのような引き止めが違法になるのか、また違法になる引き止められ方をしたときはどう対処すればよいかを、辞める側が知っておくことも重要です。

退職の引き止めが違法になるケース

退職の意向を示した労働者に対して、損害賠償請求すると脅したり、退職しないと言うまで監禁したりすることはもちろんですが、あまりにも長時間の説得や大人数で囲んで説得する等も違法と考えられます。その他、労働者が提出した退職届を受け取らないことなども違法になる可能性が。

違法な引き止めにあったときの対処法

退職について脅迫めいた対応をされた場合には、労働基準監督署(企業が労働基準法などの法律を遵守しているかを監督する国の専門機関)への相談 を検討しましょう。

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