【クリスマス特集DAY12】真夜中にロイホでホットファッジサンデー
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今年1年、私はがんばった。超、がんばった。
年末進行の仕事を気合いで片付けて帰り道を歩けば、イルミネーションの光がちらほら。
12月25日を誰かと過ごすのでも、そうじゃなくても。
街じゅうに流れる鈴の音や、リボンやプレゼントがあしらわれたデコレーションを見れば、ちょっとテンション上がるでしょ。
クリスマスまでのこの1カ月、宝物みたいに彩られたショーウインドウにちょっと後押しされて、小さな贅沢をしてみよう。1年がんばった自分に1日ひとつ、小さなご褒美を。だってクリスマスだもん。
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真夜中に女友だちからLINE。
「ちょっと話きいてくれファミレスいこ」。
こんな時間に連絡もらって、部屋着にコート羽織ってタクシーに乗ってる自分にちょっと笑ってしまう。
でも、なんかこういうちょっと昔のドラマみたいなことがしたくって働いてるような気もする。
「上司にこてんぱんにやられた」と言いながら、涙をためて怒っている彼女と、それを見て笑うしかない私の前に、巨大なホットファッジサンデーが運ばれてくる。
いいじゃん、クリスマス前だし。
シロップにつかって茎まで真っ赤にそまったサクランボが、泣き顔の友だちへの私なりのクリスマスプレゼントということで。
取材協力商品:ホットファッジサンデー(ロイヤルホスト)
(写真・文:出川 光/マイナビウーマン編集部)
※この記事は2017年12月06日に公開されたものです