3割増でおしゃれに。秋冬コーデを「格上げさせる」5つのルール
秋冬のファッションは、暗い色のアイテムが偏ったり、防寒のために着膨れしたり……。コーディネートを考えるのが大変ですよね。今回は、人気スタイリスト・山本あきこさん著書の『毎朝、服に迷わない 秋/冬 暖かいのにおしゃれになれる』から、秋冬のコーディネートを格上げさせる5つのルールをご紹介します。
ルール1 寒々しく見えないカラーと素材をチョイス

撮影:akio nakamura
秋冬のおしゃれの一番大切なルール、それは「寒々しく見えない」こと。季節感を表すだけで、一気にこなれ感が出ます。そのために意識してほしいのが色と素材。
たとえば、夏が終わってもすぐに衣替えするのではなく、秋と夏をミックスさせ、季節の移り変わりとともに秋物を徐々に増やしていきましょう。秋が深まるごとに鮮やかなカラーから深みのあるカラーへ、リネンのような春夏素材からウールやニットのような秋冬素材へシフトするのがコツ。
ルール2 アウターありきのコーデを考える

撮影:akio nakamura
秋冬はアウターを着ない日が少ないです。つまり、コーディネートの印象が「アウター」になります。たとえアウターの下がおしゃれでも、全く意味がありません。
秋冬のスタートは、まずクローゼットを開けて持っているアウターをすべてチェックしましょう。チェックポイントは色味と丈。黒ばかりやロングばかりになっていませんか? また、アウターの数が少なく、いつも同じものばかりを着てしまうのもNG。ショート丈とロング丈、両方そろえましょう。さらに、カラーアウターがあれば、着こなしの幅がとても広がるのでおすすめです。
ルール3 「3首見せ」は白アイテムで代用

撮影:akio nakamura
「3首見せ」とは、首・手首・足首の3つを見せること。シャツの襟を立てたり、袖をまくったり、パンツの裾をロールアップすることで、コーディネートに抜け感が出ます。しかも痩せて見える効果もあるので、やらない手はありません。
だけど、寒い冬に首や足首を見せるのは正直つらい。そんなときは、白のアイテムを代用しましょう。たとえば、パールのネックレス、白のスニーカー、白のソックス。このような白のアイテムはコーディネートに「抜け」を出し、3首見せの代わりになります。
ルール4 マストカラーは「赤」「ボルドー」「マスタードイエロー」「白」

撮影:akio nakamura
この時期、どうしても全身がダークトーンになりがち。いかに色を取り入れられるかがポイントです。とはいえ、ショッキングピンクやエメラルドグリーンのようなビビッドカラーは季節感がありません。そこでワードローブに取り入れたいのが「赤」「ボルドー」「マスタードイエロー」「白」の4つ。どれも馴染みのある色で、いつものスタイリングにプラスしやすいです。
ルール5 重ね着でおしゃれ度UP

撮影:akio nakamura
トップスにボトムを合わせた2枚でコーディネートが完了、といういわゆるワンツーコーデ。そこに1枚でも仕込むと、おしゃれに早変わりします。特に簡単なのは、トップスの重ね着。ニットの中にシャツを仕込んだり、カットソーやダウンベストを合わせたりするだけで、突然おしゃれに見えます。また、ストールを使うのも◎。秋冬らしいチェックや無地のベーシックなものをぐるぐると首に巻くだけで、ぐんとおしゃれになります。
5つのルールを守ってコーデを格上げして!
今回紹介した5つのルール。わかっているようで、きちんと実践できていない人も多いのでは? どれも簡単なので、いつものコーディネートにプラスするだけで、ぐっとあか抜けて見えるはず。本書はほかにも、秋冬に持っておくと便利なアイテム28着と121コーディネート例をご紹介。ぜひチェックしてみて!
『毎朝、服に迷わない 秋/冬 暖かいのにおしゃれになれる』
著者:山本 あきこ
出版社:ダイヤモンド社
定価:本体1,620円(税込み)
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2017年11月04日に公開されたものです