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冤罪はカンベン……男性が目撃した「電車内の痴漢」・5つ

ファナティック

電車での痴漢というと女性に特有の問題であるように感じられますが、実はそうではありません。男性にも痴漢被害に遭う人はいますし、そうでなくても女性とはまたちがった視点から痴漢行為に接しています。自分や周囲の人の、電車での痴漢に関するエピソードについて男性のみなさんに聞いてみました。

間違われないために対策してます!

・「痴漢に間違えられないために手を上げています」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「自分は電車で立つときは痴漢と間違われないよう、いつも両手でつり革を持っている」(27歳/ソフトウェア/クリエイティブ職)

ラッシュアワーの満員電車では、意図していなくても近くの人と体が触れ合ってしまいますよね。女性からすれば、腕や肩などがぶつかるならともかく手が触れてきたら痴漢だと感じるのも当然ですが、偶然手がぶつかってしまうこともあるでしょう。そういった偶然から罪を着せられないよう、万が一にも他人へ手が触れることのないよう車内では手を上に持ち上げているという男性はやはり多いようです。

痴漢と間違われた!

・「満員電車から降りる際、触ってないのに腕をつかまれそうになった。あわてて振りほどいた」(35歳/不動産/事務系専門職)

・「友人が痴漢と間違えられた。混んでいる車内では、誰かを判別するのは難しいだろう。女性も不幸だが、興味ない女性に痴漢扱いされる方はより不幸」(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/クリエイティブ職)

女性の痴漢被害と並んで問題となっているのが痴漢の冤罪です。女性のほうでも敏感になってしまうのは仕方のないことですが、無実の男性が犯人と間違えられてしまうことはもちろん、中にはわざと痴漢だと言い張り示談金をふんだくろうという計画的犯行に及ぶ人もいるのだとか。全体のほとんどを占めているまっとうな男性たちからすればとても怖いことですよね。

女性から触られた!

・「友人がおばさんに股間を触られた」(31歳/その他/営業職)

・「さらっと触られたことがある」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

どうしても男性から女性への痴漢行為が大きく取り上げられがちですが、女性から男性に対する痴漢行為も確かに存在しているようです。男性は女性以上に周囲の人へ相談したり助けを求めたりしにくいでしょうから、苦痛もより一層大きいでしょう。性別を問わず、被害者が泣き寝入りせずに済むようになってほしいものです。

思わぬ行動から疑われることも……

・「電車で落とし物を拾おうとしたら痴漢と勘違いされた」(28歳/その他/その他)

人がぎゅうぎゅうに乗っている電車内で物を落としてしまったら、周囲の人と体を接触せずに物を拾うことはほとんど不可能です。とはいえ拾わずにいることもできないですよね。物を拾いたいときには一度周囲へ軽く声をかけてからにしたらいいのかも。また、すいている車内でも男性が近くで身をかがめていればスカートをはいている女性は落ち着かないですよね。

痴漢の犯人を捕まえた!

・「痴漢を捕まえたことがあります! その後、犯人をまた見たときは驚いた」(34歳/金融・証券/事務系専門職)

痴漢に遭っても決然とした態度で抵抗しよう、と考えてはいても実際にはかなり難しいことです。自分なら大丈夫と思っていても恐怖で体が動かず、声もあげられなかったという経験がある女性も多いでしょう。ちょうど居合わせた男性が代わりにとがめて犯人を捕まえてくれるのはとても頼もしいですし、ちゃんと助けてくれる人もいると思わせてくれるその行動がありがたいですよね。

まとめ

電車での痴漢は、犯罪行為そのものの卑劣さにくわえ、無実の罪を仕立て上げやすい点でも大きな問題となっています。女性専用車両が準備されるなど対策はいろいろとなされていますが、周囲に人はたくさんいるにもかかわらずひとりで怖がらなければいけない女性もまだ多いのです。男性としても必要以上に警戒され疑われるのは居心地が悪いことでしょう。男性も女性もそれぞれにおびえることなく、お互い純粋に思い合える社会になってほしいですね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年11月にWebアンケート。有効回答数199件(25歳~35歳の男性)

※この記事は2016年12月06日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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